ほくほくＦＧ、前期経常を12％下方修正、配当は3円増額

　ほくほくフィナンシャルグループ <8377> [東証Ｐ] が4月25日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の260億円→230億円(前の期は263億円)に11.5％下方修正し、減益率が1.5％減→12.9％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の170億円→230億円(前の期は214億円)に35.3％上方修正し、一転して7.3％増益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の118億円→88.9億円(前年同期は118億円)に25.2％減額し、一転して25.0％減益計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の37円→40円(前の期は37円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　子銀行において、有価証券ポートフォリオの入替等により経常利益は当初予想を下回りましたが、貸出金利息や役務取引等利益が好調に推移したことや過年度における税金費用戻入等から当期純利益が当初予想を上回る見込みとなり、業績予想を修正するものです。

　　当社は、中長期的な成長に向けた経営基盤の拡充に努め、安定的な配当を行うことを基本方針とし、株主還元に取り組んでおります。　上記のとおり業績予想を修正することを踏まえ、2024年3月期の期末配当金につきましては前回予想に比べ3円増配し、1株当たり40円に修正いたします。