<動意株・3日>(大引け)=フィルC、帝人など
帝人<3401.T>=後場に入り急動意。日本感染症学会のウェブサイトが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の初期から中期の患者3人に対して、喘息治療剤「シクレソニド」(商品名「オルベスコ」)と投与したところ、良好な結果を得たとの報告書を掲載。これを受けて、「オルベスコ」を展開する帝人ファーマを子会社に持つ同社に思惑的な買いが入っているようだ。なお、報告書はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客の治療を行った神奈川県立足柄上病院などのグループがまとめた。
エヌアイデイ<2349.T>=大幅続伸。2日の取引終了後、慈恵大学と共同開発した「医療機関における画像診断支援AIアプリ」の実証実験を同大で開始したと発表しており、これが好材料視されている。同実験は、皮膚科外来の診察でスマートフォンを用いて乾癬(かんせん)の患部を撮影し、アプリでリアルタイムに予測される重症度と複数の専門医による診断結果を比較することで実用性を検証するというもの。これにより得られた成果を応用すれば、スマホという汎用的な機器を用いることで、乾癬の診断に不慣れな医師に対する教育目的での利用や、遠隔医療における重症度判断の支援をする機器としての活用が低コストで実現することが期待できるという。
モブキャストホールディングス<3664.T>=急騰。子会社モブキャストゲームスが製作委員会に参画し開発中のスマートフォン向けゲームアプリ「エヴァンゲリオン バトルフィールズ」の公式ツイッターが2日、3日に重大発表を告知予定と発表したことが好材料視されている。ツイッターでは「明日、ついに始動」とあることから、新たな情報への期待が高まっているようだ。
ヨンキュウ<9955.T>=続伸し、昨年来高値更新。同社は鮮魚流通を手掛けるほかマグロの養殖にも展開している。2日取引終了後、マルハニチロ<1333.T>と資本・業務提携の締結を発表、養殖事業分野での展開力強化を目的に連携する。また、同日にフィード・ワン<2060.T>、坂本飼料(千葉県銚子市)の飼料2社とも資本・業務提携することを発表しており、これを手掛かり材料に投資資金の流入を誘っている。なお、マルハニチロ、フィードワンも買い優勢の展開。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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