井筒屋、前期経常が上振れ着地・今期は黒字浮上へ

　井筒屋 <8260> が4月13日大引け後(15:00)に決算を発表。21年2月期の連結経常損益は1.6億円の赤字(前の期は10.3億円の黒字)に転落したが、従来予想の7億円の赤字を上振れて着地。22年2月期は3億円の黒字に浮上する見通しとなった。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比15.2％減の3.9億円に減り、売上営業利益率は前年同期の3.7％→3.0％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　・当社サテライトショップの固定資産の減損損失に伴う特別損失の計上 　「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、当社サテライトショップの固定資産の収益性の低下により、投資額の回収が見込めなくなったため、当該資産の減損損失１億59百万円を特別損失に計上いたしました。・業績予想との差異が生じた理由 　2021年２月期連結業績につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により厳しい商況となりましたが、　効果的な販売促進と効率的な経費の運用に努めました結果、売上高は505億34百万円となり、前回発表を５億34百　万円上回る結果となりました。また、営業利益は12百万円となり、前回発表予想を３億12百万円、経常損失は１億65　百万円となり、前回発表予想を５億35百万円それぞれ上回る結果となりました。親会社株主に帰属する当期純利益　につきましては、当社サテライトショップの固定資産の減損損失１億59百万円を特別損失に計上いたしましたものの、　繰延税金資産の回収可能性を見直した結果、１億11百万円となり、前回発表予想を７億11百万円上回る結果となり　ました。