<動意株・4日>(大引け)=アクロディア、北越工、アンジェスなど
北越工業<6364.T>=堅調。1991年以来23年ぶりの4ケタ大台回復を指呼の間にとらえてきた。首都圏を中心とする旺盛な建設需要を背景に、建機向けに同社のコンプレッサーや発電機の売り上げを押し上げている。15年3月期通期は最終利益18億7000万円と過去ピーク利益を連続更新する見通し。実質青空圏を突き進む展開で戻り売り圧力から解放されているほか、信用取組も買い残が枯れ、信用倍率0.47倍と売り長で上値追いを後押ししている。
アンジェス MG<4563.T>=後場動意。同社はきょう、重症虚血肢を対象としたHGF遺伝子治療薬に関して、医師主導型臨床研究を開始するための準備が整ったと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。この臨床試験は、大阪大学医学部附属病院が主導するかたちで複数の施設で実施。約1年の試験期間が予定されている。
津田駒工業<6217.T>=4連騰。「14年11月期予想は2度にわたる下方修正を行い、営業利益段階で期初の9億円見通しは1億5000万円まで減額されており、内容面からは買いにくい」(中堅証券)という厳しい見方が強い。一方、信用買い残は整理が進捗、急落した4月時点から約半減し160万株台まで減らしており、「機関投資家が保有していない銘柄で売り圧力が乏しい」(国内投資顧問)ことが、値動きの軽さにつながっているようだ。
丸栄<8245.T>=急伸。「午前10時前後に突如、買い仕掛けが入った」(市場関係者)格好で人気化した。目先、全般相場は為替の円安一服や日銀の金融政策決定会合の結果待ちで手詰まり感が強く、低位材料株に物色の矛先が向かいやすくなっている。同社は名古屋の老舗百貨店だが、材料性に富み、昨年5月から7月にかけ特定資金の攻勢思惑を背に株価100円トビ台から373円の高値まで駆け上がり市場の注目を浴びた。
ビットアイル<3811.T>=急動意。同社はきょう、クラウドコンピューティングサービスでニフティ<3828.T>と業務提携すると発表。これが材料視されているようだ。提携内容は、ニフティが提供するクラウドサービス「ニフティクラウド」のOEM版をビットアイルに提供。これを受けてビットアイルは「ビットアイルクラウドNシリーズ powered by ニフティクラウド」の提供を10月1日から開始する。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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