松屋、今期経常を35％上方修正

　松屋 <8237> [東証Ｐ] が1月12日大引け後(15:00)に決算を発表。24年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常損益は20.4億円の黒字(前年同期は3.7億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の17億円→23億円(前期は2.6億円)に35.3％上方修正し、増益率が6.5倍→8.8倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8億円→14億円(前年同期は10.2億円)に75.0％増額し、一転して36.6％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.0倍の11.4億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.3％→11.2％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　本日開示の 2024 年 2 月期第 3 四半期（累計）の実績につきましては、国内のお客様に対する売上高が堅調に推移したことに加えて、訪日外国人の増加に伴い免税売上高が想定以上に拡大したことにより、百貨店業の売上高は計画を上回って推移いたしました。 このため、第 3 半期（累計）の実績および足元の業績動向を踏まえ、2024 年 2 月期の通期業績予想を見直した結果、連結の売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益および個別の売上高、経常利益、当期純利益がそれぞれ前回予想を上回る見通しとなりましたので、業績予想を修正いたします。※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。