「肥料」が10位、ロシアが制裁への反発で肥料の輸出禁止を示唆<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「肥料」が10位にランクしている。
ウクライナ情勢が緊迫化するなか、ロシアが欧米各国からの制裁強化に対抗し、肥料やその材料となる窒素、カリ、リン酸の輸出禁止を示唆したと先週伝えられた。ロシアは世界有数の肥料の供給国であり、輸出停止となれば、世界の肥料価格は上昇するとみられている。そうなれば、肥料メーカーのマージンは拡大するとされ、肥料を手がける各社に注目が集まっている。
4日の米国市場ではモザイク<MOS>、ニュートリエン<NTR>といった肥料メーカーの株価が上昇し、週明け7日の東京市場も肥料関連の一角に物色の矛先が向かった。これには、ロシアとウクライナが世界の穀倉地帯であり、足もとで小麦などの穀物価格が急騰するなか、国内で農産物増産に向けた動きが強まり、それに伴って肥料の需要が伸びるとの思惑も背景にあるようだ。
肥料関連の銘柄としては、カネコ種苗<1376.T>、中部飼料<2053.T>、片倉コープアグリ<4031.T>、OATアグリオ<4979.T>などが挙げられる。また、肥料の販売を行う企業として、コメリ<8218.T>のほか、北海道などでホームセンターを展開するDCMホールディングス<3050.T>、同じく農業の盛んな東北地方を地盤とするサンデー<7450.T>、アレンザホールディングス<3546.T>なども注目しておきたい。
出所:MINKABU PRESS
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