ＡＯＫＩＨＤ、非開示だった今期経常は赤字転落、未定だった配当は23円減配

　ＡＯＫＩホールディングス <8214> が9月23日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常損益が30億円の赤字(前期は55億円の黒字)に転落する見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を10円(前年同期は23円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も13円実施する方針とした。年間配当は前期比23円減の23円に減配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期第１四半期決算短信において、通期連結業績予想は新型コロナウイルス感染症の拡大が業績に与える影響を合理的に算定することが困難なことから未定としておりました。現在においても当社グループのそれぞれの事業において当該感染症の広がりによる消費者動向や経済活動の状況等に応じて売上高が減少し当第２四半期連結累計期間の業績は、120億円を超える程度の営業損失を見込んでおり厳しい経営環境となっております。　通期連結業績予想は、これらをベースに今後も当該感染症は一定程度の広がりが継続する一方、経済活動は徐々に回復し入学式や入社式等のイベントは感染防止対策を行った上で概ね行われることを前提に、出店計画やコストの見直しなど現時点で入手可能な情報や予測等をもとに算定しております。　なお、当該感染症の急激な拡大による大規模な経済活動の停滞は想定しておらず、実際の業績等は大きく異なる可能性があります。開示すべき重要な事項が発生した場合には、速やかに開示いたします。

　　剰余金の配当の決定に関する方針は、前年実績以上を維持しつつ配当性向30％以上を基本とすることとしております。しかしながら、2021年３月期の業績予想は大変厳しい状況となる見通しであり、特に第２四半期連結累計期間においては大幅な損失を見込んでおります。このような状況において、現状における業績見通しや財務体質の健全化、資金の状況等を鑑み、2021年３月期の年間配当予想は23円（中間配当10円、期末配当13円）とさせていただきます。