家具家庭用品事業の売上高は前年同期比20.9%増の146.96億円、セグメント利益は同0.82億円増の5.93億円となった。OEM事業では、海外における経済活動の段階的回復と、国内の底堅い巣ごもり需要を背景に、それぞれ受注状況が改善し、前年同期比増加したが、期待したほどには伸長せず伸び悩んだ。ブランド事業は、「おうち時間」の定着により、「MINT(ミント)」などの家具・インテリアのネットショップの売り上げが、足元での巣ごもり需要の減速傾向が窺える中でも前年同期比微増で推移したほか、ドイツのテーブルウェアブランド「Villeroy&Boch(ビレロイアンドボッホ)」等を取扱うエッセンコーポレーションの売り上げも前年同期を上回った。
服飾雑貨事業の売上高は前年同期比12.2%減の58.84億円、セグメント損失は5.01億円(前年同期は6.92億円の損失)となった。OEM事業では、トラベル商材の需要回復が遅れていることを主因に、前年同期比減少となった。ブランド事業は、ブランド販売子会社の第3四半期となる夏から秋にかけて急速に拡大した新型コロナウイルス感染症の第5波や、それに伴う4回目の緊急事態宣言発出により、復調しつつあった外出需要が減退したことを主因に、実店舗を販路の主軸とするベルギーのプレミアム・カジュアルバッグブランド「Kipling(キプリング)」を販売するL&Sコーポレーションおよびドイツのコンフォートシューズブランド「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」等を販売するベネクシーの売り上げが前年同期比減少となった。
家電事業の売上高は前年同期比22.6%減の25.57億円、セグメント損失は2.53億円(前年同期は0.68億円の利益)となった。OEM事業の売り上げは、国内外で出荷が減少し、前年同期比減少となった。ブランド事業は、理美容家電・調理家電などを取扱うゼリックコーポレーションの売り上げが、海外向けは伸長したものの、国内向けが落ち込んだことから、前年同期比減少となった。
2022年3月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比2.9%増(前回予想比5.6%減)の340.00億円、営業損失が7.30億円(前回予想は1.00億円の利益)、経常損失が6.30億円(同1.00億円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失が8.00億円(同0.10億円の利益)としている。
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