キング、前期経常を6.5倍上方修正、配当も2円増額

　キング <8118> [東証Ｓ] が4月25日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の1億1000万円→7億2000万円(前の期は8100万円)に6.5倍上方修正し、増益率が35.8％増→8.9倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の5400万円の赤字→5億5600万円の黒字(前年同期は2億2400万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、2.5倍増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の7円→9円(前の期は7円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 2022年3月期通期の業績につきましては、引き続き新型コロナウイルス感染拡大の影響により本業のアパレル事業を中心に非常に厳しい経営環境が続くことを想定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種の普及や緊急事態宣言の解除等により個人消費は回復傾向にあり、当期の業績は当初の予想数値を大幅に上回る見込みです。

　　前述のとおり、通期の業績予想が前回予想を上回る見込みとなりましたので、当社の配当政策（業績に見合った配当性向につき、親会社株主に帰属する当期純利益の概ね40％を一つの指標とする）に基づき、期末配当予想を1株当たり7円から2円増配し、1株当たり9円に修正いたします。※上記の予想は、本資料発表日現在で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。