ヤマエ久野が急伸、３月２３日付で東証１部または２部へ重複上場を好感

　ヤマエ久野<8108.FU>が急伸。株価は、前日に比べ８％強上昇し昨年来高値を更新した。福岡証券取引所に上場する同社は２日取引終了後、東京証券取引所の承認を得て３月２３日付で東証１部または同２部へ重複上場することになったと発表した。この日は東証上場に伴う株式の流動性向上などを評価する買いが流入している。

　同社は九州地盤の食品卸大手。同時に増配と公募増資・自己株処分も発表した。会社設立７０周年と東証上場の記念配５円を今期末に実施する。これにより今期の年間配当は２５円（前期比５円増）となる。また、２７１万４５００株の公募と３２万９０００株の公募による自己株処分、上限４５万６５００株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。調達資金は約４１億１５００万円で設備投資資金に充てる。発行・処分価格は３月１０日から１３日までのいずれかの日に決定する。東証の所属部も発行・処分価格の決定以降に決まる予定だ。

出所：MINKABU PRESS