先読み作戦指令室＝ＧＳＩクレオス：１０年３月期業績上方修正濃厚、来期は復配を視野に

　繊維中心の専門商社であるＧＳＩクレオスに注目したい。

　１０年３月期連結営業利益は１３億円（前期比２１．９％減）の見通し。しかし、高機能インナー用原糸・生地や専門店向け女性下着の伸びなどから第３四半期（０９年４－１２月）の同利益は１５億２４００万円（前年同期比０．３％減）と通期計画をすでに上回っており、通期業績上方修正の可能性は高い。１１年３月期にはいよいよ復配も視野に入れてくる。

　２１世紀最大の基礎素材となる可能性を秘めているカーボンナノチューブの実用化開発を進めていることも期待材料だ。カーボンナノチューブを世界で初めて合成した信州大学・遠藤守信教授の指導を得て開発を進めているもの。

　日足は１００円台前半のもみ合いを抜け、押し目買いリズムに転換している。１７日には下ヒゲを付けて戻すなど下値も堅いが、昨年来高値０９年６月３０日の１３２円から見て依然として水準は低い。

　午前９時３６分現在の株価は１円安の１１２円。



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［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社