日本の売上高は前年同期比8.3%増の250.00億円、セグメント利益は同3.1%減の39.87億円となった。新型コロナウイルスの感染状況が改善し、国内旅行などレジャーへの消費が多様化したが、アウトドア・スポーツ・レジャーの市況は底堅く推移した。そのような中、同社グループは、顧客に満足してもらえる新製品の投入とサービスの提供を行った結果、売上高は増収となった。一方、利益面では急激な円安により輸入仕入費用が増加したこと等により、減益となった。
米州の売上高は同45.5%増の42.07億円、セグメント利益は同143.5%増の2.07億円となった。新型コロナウイルスの感染状況の悪化やサプライチェーンに混乱があったが、足下の経済は底堅く推移した。そのような中、アウトドア・スポーツ・レジャーの市況も堅調に推移し、円安の進行もあり増収増益となった。
欧州の売上高は同7.5%増の46.15億円、セグメント利益は同4.6%減の6.47億円となった。コロナ感染の拡大とインフレ圧力から欧州経済は総じて低成長に推移した。加えてロシアのウクライナ侵攻により、景気の先行きが一気に不透明となった。そのような中、引き続き各地域のニーズに合った製品の投入等により、増収となった。一方利益面では、物流費の増加とエネルギー価格の高騰によるインフレから販管費が増加したことにより減益となった。
アジア・オセアニアの売上高は同27.1%増の119.55億円、セグメント利益は同61.0%増の15.16億円となった。各地域の経済はコロナ感染状況により回復度合いに差が出たが、アウトドア・スポーツ・レジャーの市況は総じて堅調に推移した。同社グループにおいては、中国のロックダウンによりサプライチェーンに影響が出たが、販売面では好調に推移し、円安進行の影響もあり増収増益となった。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.9%増の1,290.00億円、営業利益が同3.6%減の119.00億円、経常利益が同8.4%減の119.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.2%減の85.00億円とする期初計画を据え置いている。
<EY>
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