イトーキが反発、ファンダメンタルズ良好、年初来安値接近で値ごろ感からの買い

　イトーキ<7972.T>が５日ぶり反発。１０月に入り調整が加速したものの、足もと下げ過ぎ是正の動き。１４年１２月期業績は前期比で増収増益となる見通しにもかかわらず、２月５日の年初来安値５４３円を意識する水準まで売り込まれたことで値ごろ感からの買いを誘導している。９月の東京都心５区のオフィス空室率は０９年２月以来５年７カ月ぶりに５％台まで下がったことが観測されており、消費増税の逆風下でもオフィス空室率は改善傾向を続けていることが確認されている。首都圏の不動産市況の改善に並行して企業のオフィス移転も活発化する傾向にあり、オフィス家具大手の同社にとって順風環境が続く。ＰＥＲ７倍台、ＰＢＲ０．７倍は指標面でも評価不足が歴然だ。

イトーキの株価は１４時５２分現在５７０円（△９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）