未来工業、今期経常を18％上方修正

　未来工業 <7931> が1月24日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.2％増の34.5億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の32.5億円→38.4億円(前期は39.1億円)に18.4％上方修正し、減益率が17.0％減→1.7％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12.2億円→18.1億円(前年同期は21.1億円)に48.9％増額し、減益率が42.1％減→13.8％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比5.5％減の14.2億円に減り、売上営業利益率は前年同期の15.0％→14.3％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　活況な都市再開発などを背景に関東地方を中心とした受注活動が順調に推移したことに加え、公立小中学校への空調設備工事の特需があったことなどから、当社グループ2020年３月期売上高は当初の予想を上回る見通しとなりました。また、利益面につきましても、その増収効果や高付加価値製品の売上高増加により当初の予想を上回る見通しとなり、それぞれの予想を修正するものであります。（注）上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績等は、今後様々な要因により上記予想数値と異なる場合があります。