大建工業株式会社(大阪市北区中之島、社長:億田正則)は、このたび、首都圏マンションを中心にシステム収納の材工販売を展開する「株式会社カルテル(社長:長瀬研一郎、本社:埼玉県狭山市)」の全株式を取得する株式譲渡契約を締結しましたので、お知らせいたします。今後、10月2日に全株式の取得を完了する予定です。なお、今回の株式譲渡契約の締結により、カルテル社の100%子会社で、同社が販売するシステム収納の製造会社である「株式会社スタッフ(社長:河井楽門、本社:栃木県那須塩原市)」についても、当社の連結子会社となる予定です。 カルテル社が手掛ける「工事を含めた材工販売」は、これまで材料(製品)販売を中心に展開してきた当社にとって「新たなビジネスモデル」であり、お客様が求める快適空間の実現に向けたソリューション提案の強化にもつながります。今後、同市場でのさらなる事業拡大を図るとともに、公共・商業建築分野への水平展開等も視野に入れ、グループ化によるシナジー効果を最大限に創出してまいります。
【背景及び目的】
当社は“ニューノーマル時代のユーザーニーズの充足”を方針に掲げ、各種機能建材を用いた安全・安心・健康・快適な空間づくりを通じて、お客様の課題解決につながるソリューション提案を強化しています。このような課題解決型の提案をしていくためには、企画・設計・コンサルティングから、製品開発、調達、製造、工事までを一貫した体制が重要と考えておりますが、現在の当社のビジネスモデルは材料(製品)販売が中心となっていることから、工事機能も含めた提案体制の拡充について検討を進めておりました。
そこでこのたび、首都圏マンション市場におけるシステム収納の材工販売で高い実績を誇るカルテル社との株式譲渡契約を締結し、子会社化することで、同市場での提案力強化を図りました。
カルテル社は、受注から設計・製造・工事までを一気通貫で管理する独自開発したシステムを運用しており、徹底した業務の合理化と固定費の削減によって実現する、高い価格競争力が大きな強みとなっています。また、事業主や大手デベロッパー等への強い営業ネットワークも確立しており、首都圏の新築分譲マンション市場におけるシステム収納の採用シェアは約4割に上ります。
当社においては、カルテル社が得意とする材工販売スキームを当社グループの新たな提案スタイルとして展開することに加え、建具や床、壁、天井など、収納以外の当社製品を含めた空間提案も行うことで、さらなる売上拡大を図ります。また、当社の既存販売網の活用やDAIKENグループの工事会社との連携により、首都圏以外に活動範囲を広げることも検討してまいります。将来的には、公共・商業建築分野への水平展開として、カルテル社が持つネットワークやノウハウの共有、同社独自の管理システムの活用範囲の拡大なども進め、より一層の企業価値向上に努めてまいります。
【株式取得先企業の概要】
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