三光合成、前期経常を36％上方修正・10期ぶり最高益、配当も2円増額

　三光合成 <7888> [東証Ｐ] が6月30日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。23年5月期の連結経常利益を従来予想の25億円→34億円(前の期は24.1億円)に36.0％上方修正し、増益率が3.5％増→40.7％増に拡大し、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.1億円→15.1億円(前年同期は16.8億円)に2.5倍増額し、減益率が63.4％減→9.9％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の14円→16円(前の期は14円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、日本・欧州・アジア・北米地域で車両用部品、日本・アジア地域で車両向け金型の受注が増加したこと及び想定為替レートに対して円安推移したことによる邦貨換算の増収影響等により、期首予想比13,000百万円増加し、81,000百万円の見込みです。利益面につきましては、売上高の増加影響等により、営業利益は3,400百万円、経常利益は3,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2,100百万円の見込みです。

　当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題の一つとして認識し、継続的かつ安定的の実施することを基本としております。当期の期末配当につきましては、当社を取り巻く経営環境や当期の業績見通し等を総合的に勘案した結果、１株につき９円とさせていただく予定です。中間配当金７円と合わせた年間配当金は16円となります。