エイベックスが反発、ＳＭＥやＬＩＮＥと音楽配信サービスの新会社設立を好感

　エイベックス･グループ･ホールディングス＜7860.T＞が反発、一時前日比９４円高の１６９３円まで買われている。同社は９日の取引終了後、傘下のエイベックス・デジタル（ＡＤＧ）とソニー・ミュージックエンタテインメント（ＳＭＥ）、ＬＩＮＥとの３社で新たなサブスクリプション型音楽ストリーミングサービスの立ち上げに向け、３社共同出資による新会社を設立することを発表、これを好感している。
　新たに設立するＬＩＮＥ ＭＵＳＩＣ社はＡＤＧ及びＳＭＥが持つさまざまなコンテンツや豊富な音楽サービスの展開実績、ＬＩＮＥが持つ全世界でのユーザー基盤やスマートフォンサービスの開発・運営経験など、各社が有する経営資源を活用することにより、ユーザーと音楽コンテンツの接点を創出することのみならず、スマートフォン時代における新たな音楽の楽しみ方を提案し、音楽市場のさらなる発展と活性化を目指す。
　今後、ＬＩＮＥが運営する無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「ＬＩＮＥ」のプラットフォームで提供を予定している音楽配信サービス「ＬＩＮＥ ＭＵＳＩＣ」について、具体的な協議を進めていく方針で詳細なサービス内容が注目されよう。

エイベックスの株価は９時１９分現在１６４３円（△４４円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）