大幅反発。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は6.3億円で前年同期比2.1倍となり、上半期計画11.2億円、同10.8%増に対して好調な進捗となっている。業績上振れへの期待が先行しているようだ。合成樹脂事業が売上増加や価格転嫁効果で大幅増益となったほか、機械事業もリサイクル関連などの売上増加によって損益が改善する形になっている。
セック<3741>:5240円(+500円)
大幅反発。JAXAの「ペイロードの管理・運搬・操作ロボットシステム「PORTRS」ISS実証用システムの開発」に、契約先として選定されたと発表している。「PORTRS」 は、国際宇宙ステーションで動作する多肢ロボットを地上から遠隔操作することで、物品の搬送・操作などを自動化するシステム。「PORTRS」のISS実証用システムの構築及びISSにおける実証運用の支援を行っていく。宇宙関連銘柄としての位置づけが一段と高まる方向にも。
FFJ<7092>:1049円 カ -
ストップ高買い気配。前日に業績・配当予想の上方修正を発表している。24年3月期営業利益は従来予想の31億円から33億円、前期比1.9%減に引き上げ。全国規模のプロモーション活動などが奏功して会員数が増加したもよう。また、配当方針を変更、連結配当性向40%を目安にするとし、年間配当金は従来計画の25円から40円にまで引き上げ。利回り妙味なども高まる状況となっている。
Vコマース<2491>:1130円(+76円)
大幅反発。TOBによる自己株式の取得実施を発表している。買付予定株式数は発行済み株式数の33.06%に当たる1068万9990株、買付価格は1029円。資本政策を見直す観点から親会社のLINEヤフーがTOBに応募意向。応募株買い付けにより、同社はLINEヤフーの連結子会社から持分法適用会社となる見込み。株式売却による需給懸念が避けられるほか、一株当たりの価値が向上することで、ポジティブな反応が先行している。
セルソース<4880>:1522円(+117円)
大幅反発。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は2.1億円で前年同期比41.4%減となり、通期計画10億円、前期比17.8%減に対してやや低調なスタートに。加工受託サービスの売上減少、人件費や地代家賃の増加などが影響。ただ、ネガティブインパクトは限定的とみられる中、卵子凍結保管受託サービスがLIFE CREATEの福利厚生制度の一つとして採用されたと発表、同事業への先行き期待などを反映する動きにもなっているもよう。
勤次郎<4013>:912円(+150円)
ストップ高。6月30日(実質的には6月28日)を基準日として、1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資しやすい環境を整えて投資家層の拡大を図る。株式分割に伴い、24年12月期の期末配当予想を従来の17.00円から8.50円(前期末実績17.00円)に修正する。また、26年12月期の営業利益目標を12.15億円(24年12月期予想は5.73億円)とする中期経営計画を策定している。
ITbookHD<1447>:289円(+12円)
大幅に反発。国土交通省「グリーンインフラ創出促進事業」で、グループ会社のサムシング(東京都江東区の神奈川県川崎市を実証地域とする「縦型雨水浸透施設二重管工法」が採択されたと発表)している。従来ドレーン管の外側に新たにドレーン管を設置して二重管として埋設後でも内側のスティックフィルターを取り外して洗浄や取り換えを可能とし、施工工期の短縮と維持管理、更新を容易なものにすることが目的という。
キッズバイオ<4584>:143円(+5円)
大幅に3日ぶり反発。乳歯歯髄幹細胞(SHED)の安定供給プラットフォーム「エスカトル」を基盤とする日本の医薬品安全品質基準に準拠したSHEDのマスターセルバンクについて、細胞治療事業の海外展開を見据え、新たに米食品医薬品局(FDA)基準に準拠した製造を完了したと発表している。日米両国の基準を満たす方法でドナーから乳歯を提供してもらい、両国で使用できるSHEDのマスターセルバンクを完成させたという。 <ST>
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