カーディナル、非開示だった今期経常は赤字転落、未定だった配当は無配転落

　カーディナル <7855> [ＪＱＧ] が9月18日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は経常損益(非連結)が3200万円の赤字(前期は6200万円の黒字)に転落する見通しと発表した。
　同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は経常損益が1700万円の赤字(前年同期は3000万円の黒字)に転落する見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当も見送る方針とした。年間配当は無配転落(前期は14円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症の影響等により、合理的な業績予想数値の算出が困難であることから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報に基づき算定し、公表することといたしました。　第２四半期累計期間の業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響による売上高減少等により、前年同期実績を大きく下回る見込みであります。通期の業績予想につきましても、売上高は下期から徐々に回復してくるものと想定しておりますが、売上高減少の影響は大きく厳しい結果となる見込みであります。

　　当社は、株主に対する長期的かつ総合的な利益の拡大と、安定的な経営基盤の確保を重要な経営目標と位置付けております。従って、株主に対する配当につきましては、中長期的な事業計画に基づき、再投資のための内部資金の確保と安定的な配当を念頭におきながら、財政状態、利益水準及び配当性向等を総合的に勘案して検討することとしております。　しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、当社の業績への影響や財務内容を総合的に勘案し、中間配当及び期末配当を見合わせる予定といたしました。（注）　上記の予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、新型コロナウイルスの収束時期等、様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。