グラファイト、前期経常を86％上方修正、配当も5円増額

　グラファイトデザイン <7847> [ＪＱ] が3月26日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。21年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億0500万円→1億9500万円(前の期は6000万円)に85.7％上方修正し、増益率が75.0％増→3.3倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の経常利益も従来予想の1億8900万円→2億7900万円(前年同期は3700万円)に47.6％増額し、増益率が5.1倍→7.5倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→20円(前の期は20円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　世界的に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症の収束はいまだに見通せない状況ではございますが、ゴルフは屋外で三密を避けることのできるスポーツとして見直されてきており、国内におけるゴルフ場入場者数は増加傾向にあります。また、第３四半期以降各ゴルフメーカーにおいて新製品等の導入の動きも見られたことなどから、ゴルフ用品市場におきましても、ゴルフショップの販売が持ち直してきております。このような状況の中、当社主力商品である自社ブランドシャフト(Tour AD)2021年モデルＨＤの9月発売に合わせ、ＳＮＳを活用したプロモーション活動やゴルフクラブメーカーへの販売活動に努めた効果により前年モデルを上回る受注で推移いたしました。また、旧モデルである(Tour AD)ＤＩを新カラーにリニューアルしたところ大手クラブメーカーのメインカスタムシャフトに採用されたことで、想定以上に出荷数が伸びたことも売上増加の大きな一因となりました。利益面に関しましては、自社ブランドシャフトの販売が伸びている事に加えて販管費の削減効果もあり、また、期末に向け為替相場の変動もあったことから想定を上回る見込みです。　　　上記の結果、通期業績予想におきましては、売上高2,604百万円（6.3%増）、営業利益198百万円（47.0％増）、経常利益195百万円（86.4％増）、当期純利益126百万円（111.0%増）に修正します。

　当社は、剰余金の配当につきましては、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続して実施していくことを基本方針としております。　　2021年２月期の通期業績予想、財務状況等を総合的に勘案した結果、前回発表(2021年1月13日)の期末配当予想を1株あたり５円増配の20円に修正することといたしました。(注)業績予想につきましては、現時点で想定できる情報に基づき判断したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により異なる可能性があります。