パラマウントベッド株式会社(東京都江東区、代表取締役社長:木村友彦)は介護施設において、睡眠をはじめとする利用者の状態をリアルタイムに把握することで介護の見守り業務の負担を軽減する見守り支援システム「眠りCONNECT」を10月2日(月)より提供開始します。また、「眠りCONNECT」の中心となる体動を検知するセンサー「眠りSCAN(R)」をモデルチェンジして同日より発売します。
日本の高齢化率が上昇し続ける中、介護従事者の皆さまの負担はますます増えており、介護現場における業務効率化は喫緊の課題となっています。パラマウントベッドでは、本システムの導入により、介護施設の現場におけるケアの質向上、業務負担軽減や生産性向上に貢献し、介護現場におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を支援したいと考えています。
今回提供を開始する「眠りCONNECT」は、介護施設利用者の睡眠データを遠隔で表示することができるシステムです。このシステムの中心になる当社製品「眠りSCAN」は、マットレスの下に敷いて睡眠状態を把握できる非装着・非侵襲の体動を検知するセンサーで、心拍数や呼吸数※を算出し、「眠りCONNECT」内で管理者・スタッフ間で共有することができます。なお、「眠りSCAN」は、2009年5月の発売以来約16万台の納入実績(2023年8月末時点)があります。
※心拍・呼吸に相当する体動から算出した推定値をそれぞれ心拍数・呼吸数と表現しています。
眠りCONNECTの主な特徴
1)リアルタイムモニター機能
利用者の現在の状態(覚醒、起きあがり、離床など)を色と形で識別できます。予め設定することで、利用者の状態が変化した時や、心拍数・呼吸数が設定した値を一定時間超え続けた場合に、端末に通知します。さらに、利用者ごとに状態変化からの経過時間も表示できるようになり、適切でタイムリーな見守り・ケアにつながります。
2)日誌データ表示機能
利用者の状態を確認できる日誌データ表示機能は睡眠、覚醒や離床に加えて、在床時の呼吸数や心拍数も継続的に確認できます。日誌データを分析することにより、ケアの改善や効果検証に利用できます。
3)クラウドでの睡眠の見える化(ダッシュボード表示)
「睡眠指標(睡眠時間、就床時刻など)」を法人全体、施設ごと、ユニットごと、各利用者から選択して表示することができます。施設ごとやユニットごとに睡眠指標を分析することで、ケアの改善や施設における適正な人員配置に活用することもでき、ユニットや施設の管理者のDX推進を後押しする機能です。
なお、本システムの価格は1施設※あたり月額税別20,000円(サービス利用料+サーバー利用料)です。
※1施設あたり「1システム」の利用を想定。1システムあたりに使用できる眠りSCANの上限台数は120台です。(「眠りSCAN」は別売)
眠りSCANの主な特徴
2023年10月よりモデルチェンジする「眠りSCAN」は、従来品と比べてUSB Type- C対応など、使い勝手が向上しました。また、離床の検知を補助する「オプションセンサ―」(別売)を取り付けることが可能です。価格はオープンです。
※「眠りSCAN」は医家向け医療機器になります。
パラマウントベッドは「眠りCONNECT」と「眠りSCAN」を、9月27日から3日間、東京国際展示場にて行われる「第50回国際福祉機器展 H.C.R.2023」(http://www.hcr.or.jp) にて展示します。
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