バリュエーションが安い、EV普及で需要大
前半は19~20日のFOMCを巡って、様子見姿勢が強まると予想される。
後半は9月中間決算の好業績予想など顕著し、個別株では動きも出てくるだろう。
主力大型の本格反転は10月以降が予想されるので、今月は中小型株で好業績のものを取り上げる。
【IMV】
自動車向け試験装置を生産、振動シミュレーションシステムが主力。小惑星探査機「はやぶさ」の振動試験で実績あり。リチウムイオン電池の温度・振動複合環境で充放電の機能性を確認する受託試験サービスも行う。
8/7の決算では17年9月期3Q累計(16年10月-17年6月)の連結経常利益は前年同期比32.1%増の10億円に拡大。通期計画12億円に対する進捗率は83.7%。
直近3か月実績3Qでは連結経常損益は年同期は0.5億円の赤字から0.4億円の黒字転換。
EVに搭載するリチウムイオン電池の需要から、同電池の受託試験を手掛ける同社の更なる成長を期待できる。
テクニカル面では週足で2016年9月の277円を安値とし、以後右肩上がりに。何度か大陽線を付けるも小幅調整で済み、上昇の強さを読み取れる。
業種:精密機器
時価総額:94億円
PER:12.76倍
PBR:1.64倍
(8/29日現在)
9/27 10:30追記 地政学リスクが再び懸念される中、リチウム電に関連銘柄は堅調であった。同社は9/12にはストップ高をつけ急上昇、9/19には新高値800円を付けた。現在は足元の大陽線の後の売りをこなした様子。更なる上昇を想定。