上期業績の悪化に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の3億円→2億3000万円(前期は3億2400万円)に23.3%下方修正し、減益率が7.4%減→29.0%減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の2億円→2億5000万円(前期は2億3900万円)に25.0%上方修正し、一転して4.6%増益見通しとなった。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
(第2四半期累計期間連結業績予想修正の理由) 第2四半期連結累計期間における売上高は、ほぼ計画どおり推移いたしましたが、営業損益、経常損益につきましては、前期後半から当第1四半期にかけて実施した子会社の株式会社セコニック安曇野工場閉鎖に伴う生産移管コストの増加と高採算を織り込んで計画した監視カメラの受注が中国製品の進出により計画を大幅に下回ったことなどから、計画を下回る見込です。 生産移管につきましては、安曇野工場で生産していた製品のうち、計測機器やカラーメーターなどの自社開発を主とした製品を子会社の株式会社セコニック電子・田島工場へ、受託生産の複写機オプション・ユニットを中国子会社の恵州賽科尼可科技有限公司へ移管し、それぞれ生産改善と経費削減を進めております。しかしながら、昨年度末から当第1四半期の移管期間において、その間に予想された生産ロスや納期遵守に対応する目的で一部の製品で前倒し生産を行いました。このため、製品の技術移転にかかる研修などの経費増と前倒し生産のための工数増により一時的な経費が増加し製品原価が高くなったことから、当上半期の製品出荷において営業損益に影響がでました。 なお、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、保有する投資有価証券の一部売却により183百万の特別利益を計上しましたが、営業損失、経常損失の影響により、計画を下回る見込みです。(通期連結業績予想修正の理由) 通期連結業績につきましては、生産移管に伴う原価アップが一時的なもので下期には影響しないことや、生産移管後の改善や経費削減が進みコストの低減効果が望めること、また対象製品の下期の売上高が当初計画どおりに確保される見通しであることから、下期においては当初計画以上の営業利益を見込んでおります。 一方、監視カメラは新製品展開や価格面での対処を速やかに進めておりますが、下期における受注予想を当初計画より厳しく見込んで対応してまいります。 以上、売上高における減収要素及びコスト面・採算面での増益要素を勘案した結果、売上高、営業利益及び経常利益については、下期の挽回が上期の減に及ばず減収、減益となる見込みです。 なお、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、前述いたしました投資有価証券売却等により、当初計画を上回る見込みです。(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
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