●　2011/02/15 16:28 ﾄﾑｿﾝﾛｲﾀｰ
キヤノンが業務用写真プリンター事業に参入、2015年に国内で100億円規模に

　
［東京　１５日　ロイター］　キヤノンは１５日、デジタル商業印刷機の新規事業として、業務用写真プリンターに本格参入すると発表した。第１弾として２０１１年９月から、高速・長時間稼働が可能な大型インクジェットプリンターを写真プリント事業者向けに発売する。

　デジタル商業印刷機は、印刷事業者が使うプロ用設備で、これまでもキヤノンは「イメージプレス」のブランドで展開してきたが、今回、業務用写真プリンターのブランドとして「ドリームラボ」を立ち上げた。想定市場は、写真プリントやアルバムなど写真商材の製作を行っている事業者。９月から発売する新製品は、１台５０００万円で、搬入・設置、操作トレーニング、消耗品などの料金も別に設定した。

　キヤノンは、２０１５年のデジタル商業印刷機の国内事業を１０年比３倍の６００億円にすることを目指しているが、このうち、業務用プリンターで１００億円を目指す。記者会見したキヤノンの清水勝一常務（インクジェット事業本部長）は、業務用写真プリンターの海外展開について「１５年には世界で１０００億円以上の売上高を目指している」と述べた。


●　2011/02/18 19:07 株式新聞
＜特集＞新ステージ迎えた次世代電池（２）＝広がる用途、自動車、スマートグリッドから玩具まで


　リチウムイオン電池というと、まず脳裏に浮かぶのは携帯電話、それから電気自動車（ＥＶ）をはじめとするエコカー。だが、実際はもっと多彩な新規用途が活発に模索されている。

　燃料電池では、リチウムイオン電池の牙城であるモバイル機器への利用が有望視されている。株式会社楽楽エージェント、有限会社ＭＦＣテクノロジーのＨＰによると、実用化が近い固体高分子形燃料電池（ＰＥＦＣ）が注目株。ＰＥＦＣは発電効率（３０－３５％）こそ大規模発電用の溶融炭酸塩形（ＭＣＦＣ、４０－５０％）、固体酸化物形（ＳＯＦＣ、４０－５０％）に比べて低いが、常温作動が可能で、熱の排出量が小さい。リチウムイオン電池の約１０倍といわれる燃料電池ならではの長寿命も相まって、モバイルへの応用が想定されている。

関連銘柄には　　　★★キヤノン　　、東芝、ソニー、ダイハツ工業、カシオ計算機、ジーエス・ユアサ　コーポレーションがある。

　用途の広がりはメーカー側の電池生産規模の拡大、ひいてはコスト減につながる。生産量の増加→価格の低下→用途のさらなる拡大という好循環が生まれることで、目下想定されている以上の規模で普及が進む公算が高まる。携帯機器用、車載用以外の新分野への応用にも目を配っていきたいところだ。

［ 株式新聞ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］
提供：モーニングスター社 (2011-02-18 19:07)



●　2011/03/02 12:53 株式新聞
キヤノンが小安い、三菱ＵＦＪモルガン証は「外部環境変動への対応力の相対的優位性は不変」と指摘


キヤノンが小安い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では１日付で、レーティング「アウトパフォーム」（強気）、目標株価５２００円を継続している。

　１日に１１年経営方針説明会を開催、業績目標として１５年１２月期売上高５兆円、売上総利益率５５％、営業利益率２０％以上、投機利益率１０％以上、株主資本比率７５％を再掲示している。

　同証券では年率８％以上の売上高成長率を維持することは容易ではないが、４％以上の安定成長は可能と判断する見解を継続するとし、同社の円高などの外部環境変動に対する、対応力の業界内での相対的な優位性は今後も維持されるとみると指摘している。

　午後零時４６分時点の株価は３０円安の３９３０円。

［ 株式新聞ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］
提供：モーニングスター社 (2011-03-02 12:53)


●　2011/03/04 09:21 ﾌｨｽｺ
キヤノン－－3955(+90)

買い先行。ECBのトリシェ総裁が「4月にも利上げの可能性がある」と述べたことを受け、ユーロ・円は115円台まで下落し、急速な円安進行となっている。物価動向次第ではあるものの、ECBによる早期の利上げ観測が強まったことで、欧州向け売上高比率の高い同社やニコンなどには収益押し上げ期待が高まる格好に。なお、同社のユーロ・円の想定為替レートは110円となっている。

《YO》【株式会社フィスコ】