上昇三角保ち合いの高値ブレイクに期待感募る
【事業内容】
産業用ガス検知器で首位を誇り、電子デバイスや石油化学、鉄鋼・エネルギーといった産業向けに製品を供給。爆発などの危険がある可燃性ガスのほか半導体材料ガスや有害な毒性ガスなど様々な作業環境での防災安全に資する検知器を幅広くラインナップした公害監視装置に強みを持つ。
半導体・液晶工場や石油コンビナート、製鉄所、各種タンカー、石油備蓄基地、地下ガス施設、あるいは火山等々に至るまで、ガスを消費する現場、ガスを製造する現場、ガスを貯蔵する現場といったガスが発生する現場などには欠かせない。
【業績面】
業績面においては11/10に中間決算を発表、売上高は4.7%減収、営業利益は10.5%減益で着地したが、半導体業界における設備投資の恩恵を受けたことや自動車・石油関連もひと頃と比べて復調の兆しから通期計画に対する進捗率は経常で56.7%と悪くない。足元で水素エネルギーの実用化へ向けた取り組みが話題を呼ぶ中、今後は水素検知器の需要も増加していくことが見込まれる。
【株価動向】
株価は3/17に安値1656円まで売られる場面があったが、すぐさま切り返してコロナショック前の水準を回復するのに時間はかからなかった。2400円付近ではややもみ合ったが、7月以降は堅調な上昇トレンドを形成。9月・11月で3100円付近に高値をつけ、調整もほどほどに下値を徐々に切り上げる三角保ち合いで煮詰まってきている。今後は業績の上方修正期待とともにチャートブレイクで上抜けてくる楽しみがありそうだ。
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