<話題の焦点>=半導体製造装置株、10ナノ投資で成長局面へ
データセンター向けサーバー需要などを背景にDRAMやロジック系半導体が伸びているが、特に注目を集めているのが「10ナノ台」(ナノは10億分の1)向けや「3D NANDメモリ」の設備投資需要だ。
半導体業界では、回路の線幅を従来より細くして生産性を高める動きが強まっている。現在はメモリー半導体のDRAMで回路線幅が10ナノメートル台後半の製品開発を巡りしのぎを削っている。韓国のサムスン電子が10ナノ台のDRAMの量産化を始めており、今後、同社に追随する格好で10ナノ台DRAM量産化の動きが活発化しそうだ。
また、「3D NAND」型フラッシュメモリーの開発も活発化。これは、積層化によりチップ面積を小さくし、速いスピードと上書き・消去のプロセスへの耐久度を高めたものであり、次世代スマートフォンなどへの搭載が予想されている。
今後は半導体設備投資需要の盛り上がりで、東エレク、スクリーンのほか、ディスコ<6146.T>、日立国際電気<6756.T>、ニコン<7731.T>、東京精密<7729.T>などが注目されそうだ。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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