<動意株・29日>(大引け)=虹技、日合成、Vテクなど
日本合成化学工業<4201.T>=続伸し年初来高値更新。同社は世界シェアの2割を握る液晶パネル向け偏光板用フィルムの需要拡大から、13年3月期連結経常利益が前期比57%増の106億円と大幅な伸長見通しにある。また、同フィルムは生産能力の増強を計画していることから、来期も収益拡大が期待されている。
ブイ・テクノロジー<7717.T>=急反発。スマートフォンの高性能化に伴いディスプレーにも従来以上に高い性能(高精細、低消費電力など)が要求されるなかで高精細液晶用露光装置「AEGIS-HR」の拡大が期待されている。
古河電池<6937.T>=ストップ高。きょう付の日本経済新聞で、マグネシウム合金を使い、空気中の酸素を化学反応させて電気をつくり出す「金属空気電池」の大容量化技術を開発したと報じられたことを材料視。
不動テトラ<1813.T>=大幅高。27日の急騰を蒸し返す動き。政府による復興予算を被災地や津波、耐震化対策に集中して執行する方針を打ち出したことが引き続き手掛かり材料。
タツタ電線<5809.T>=急反発。同社は世界シェア8割を占める電磁波シールドフィルムがスマートフォンやタブレット端末向けに大幅伸長しており、業績拡大期待が大きい。株価は11月5日の年初来高値850円から約15%調整し、19日の安値714円と27日の安値727円でダブル底を形成したことで、調整一巡感からの買いが入っているようだ。
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