一時急伸。前日に18年9月期第2四半期(上期)業績見通しの上方修正を発表。売上高見通しをの7.30億円から7.50億円(前期実績は6.30億円)に、営業利益見通しを同1.80億円から2.00億円(同1.70億円)へと見直した。18年4月の法改正を見越した顧客需要の伸びに伴って、主力サービスのカナミッククラウドサービスの販売が好調に推移したことなどから、売上高も含めて前回発表予想を上回る見通しとなった。また、18年3月30日(金)を基準日として1株につき2株の割合の株式分割も発表しており、流動性向上期待も支援材料に。
細谷火工<4274>:1198円(-212円)
急落。北朝鮮の金正恩委員長と韓国の文在寅大統領が4月末に南北軍事境界線にある板門店で会談することで合意したと報じられている。北朝鮮は非核化協議や米朝関係正常化のため、米国と対話する用意があると表明。対話の間、核実験や弾道ミサイル発射を凍結する考えも示したようだ。北朝鮮の姿勢を受けて、一旦地政学リスクは後退したとの見方から、同社や重松製作所<7980>など防衛関連銘柄が売られる展開に。
昭電工<4004>:4600円(-235円)
大幅反落。海外募集で600万株の自己株処分を実施すると発表、目先の需給懸念が先行する展開になっている。処分株式数は発行済み株式数の約4%の水準、処分価格は4544円で、5日終値に対して6.02%ディスカウントされている。手取り概算で約253億円を調達することになるが、SGLGE買収に伴う借入金の返済や各種設備投資などに充当するもよう。
Vテク<7717>:30400円(+2450円)
大幅続伸。複数の海外大手ディスプレーメーカーから、製造装置を約170億円で受注したと発表している。今期業績見通しへの影響は軽微であるが、来期以降の業績に貢献する見通しとしている。今回の受注額は年間売上高の約4分の1の水準に当たる。今期は営業利益ベースで前期比121%増の大幅増益見通しとなっているが、来期の高成長継続期待などへとつながる形に。
電通<4324>:4750円(+155円)
大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も4620円から6270円に引き上げている。19.12期からEBITDAは拡大局面に入ると想定、5期間のEBITDA予想を年平均5.2%増と安定成長予想に上方修正しているようだ。EBITDA拡大局面入りに伴う収益予想は、現在の株価には織り込まれていないと指摘。
豊和工<6203>:1285円(-272円)
大幅反落で下落率トップ。北朝鮮は非核化問題の協議や米朝関係関係正常化のため、米国と対話する用意があると表明、対話が続いている間は核実験や弾道ミサイル発射を凍結する考えも示しているもよう。北朝鮮有事リスクの後退と捉えられており、緊張関係の高まりとともに株価が上昇してきた防衛関連には、手仕舞い売りの動きが優勢に。なお、石川製作所なども本日は下げが目立っている。
神戸鋼<5406>:1052円(-58円)
大幅反落。検査データ改ざん問題を巡って、川崎会長兼社長、アルミ・銅事業部門を担当する金子副社長の辞任など、経営陣の刷新方針を発表。また、データを改ざんした製品が、これまで公表していた525社とは別に、新たに163社に出荷していたことも発覚。米司法省が調査に乗り出しているほか、米国の消費者が同社などを相手に連邦裁判所に損害賠償を求めるなど、国際問題に発展している状況を改めて嫌気する動きに。
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