<動意株・24日>(大引け)=松井建設、sMedio、ブイ・テクノロジーなど
sMedio<3913.T>=後場に入り一時ストップ高。同社はきょう、IoTゲートウェイ機器(無線LANルーターやスマート家電など)開発に必要なソフトウエアソリューションを発売したと発表。これが材料視されているようだ。このソリューション「sMedio IoT Gateway Device Solution」は、一般的なインターネットアクセスルーター機能に加え、異なる無線通信規格、IoT通信規格間の相互接続を可能にする。これにより、無線通信規格や接続規格の壁を越えて、さまざまな機器を相互接続、管理するIoTゲートウェイを開発することが可能になる。
ブイ・テクノロジー<7717.T>=上値指向に弾み。スマートフォンや大型テレビ向けで市場急拡大が見込まれている有機ELに対し関連メーカーの経営資源シフトが急だ。米アップルが来年にも投入するiPhoneの表示装置に有機ELパネルを採用する方針にあることが、これまでにない構造的な需要拡大期待につながっている。一方、テレビ向け有機ELも4Kなど高精細大型テレビの普及促進を背景に、「面積ベースでの増加傾向に歯止めがかかることはない」(業界関係者)といわれ、設備投資需要として恩恵を前倒しで享受する製造装置メーカーの業績飛躍が期待されている。
リズム時計工業<7769.T>=急伸し年初来高値を更新。同社は23日取引終了後に、937万5000株(自己株式を除く発行済み株式数の9.75%)、15億円を上限とする自社株取得枠を設定したと発表した。取得期間は6月1日~9月30日まで。また、同時に10月20日付で自己株式の消却を行うことも明らかにした。消却する株式数は、今回取得する自社株および2000万株としており、需給改善などが期待されているようだ。
JCRファーマ<4552.T>=堅調。ヒト成長ホルモン製剤を手掛けるほか、バイオシミラー(後続品)への展開に経営の軸足を置いている。国内初となる他家由来の再生医療品を発売していることでマーケットの注目を浴び、業績も13年3月期以降、増収増益を続けるバイオ関連の優等生銘柄。また、困難とされる脳内への薬物搬送に同社の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」が業界の注目を集め、バイオ関連株人気のなかでも新たな存在感を見せ始めた。
ナブテスコ<6268.T>=7日続伸。東海東京調査センターが23日付で同社のレーティングを「アウトパフォーム」に引き上げるとともに、目標株価を2250円から3080円に大幅修正しており、これを材料視する買いを呼び込んでいる。同調査センターでは「16年1~3月期業績は会社想定を上回ったものと推測される。産業用機器事業の採算改善が目立った。従来からの事業拡大だけでなく、売価引き上げが奏功してきたと考えられる」と評価している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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