<動意株・8日>(大引け)=メディアL、竹内製作所、プレミアGなど
竹内製作所<6432.T>=大幅反発。7日の取引終了後、22年2月期上期(3~8月)の決算を発表し、売上高は742億2800万円(前年同期比39.6%増)、営業利益は99億5800万円(同46.1%増)と大幅な増収増益で着地した。9月に通期見通しの上方修正を行っているが、上期時点で営業利益ベースの進捗率はおよそ7割と高く、これを好感した買いが入っているようだ。欧米ともに公共事業が引き続き活況なほか、特に米国で新築・増改築や庭整備などの住宅関連工事が盛んに行われたことから、同社製品への需要が好調に推移した。なお、通期の売上高は1340億円(前期比19.4%増)、営業利益は142億円(同7.5%増)の見通し。
プレミアグループ<7199.T>=3日続伸。7日の取引終了後、子会社プレミアモビリティサービスが、モビリティ事業者向けに積載車リースの提供を開始したと発表しており、これが好感されている。同社グループは、モビリティ事業者向けの会員制組織を展開しているが、新たに会員サービスの一つとして、モビリティ事業者が車の仕入れや納車の際に必要とされる積載車を安価にリースできるサービスを開始するという。グループが展開するオートリース商品と、独自で持つ仕入れルートを組み合わせることで、他社でのレンタルやリースよりも安い価格で提供することが可能になったとしている。
シュッピン<3179.T>=6日ぶり反発。7日の取引終了後に発表した9月度の月次情報で、売上高は前年同月比17.1%増の34億100万円と8カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。主力のカメラ事業でリピートを含め、買い換えが促進されたことが販売数の増加につながったほか、時計事業で戦略的商材のラインアップ拡充(在庫投資)が引き続き寄与した。また、Web会員数は前月比4360人増の54万394人となるなど堅調に推移した。
わらべや日洋ホールディングス<2918.T>=6日ぶり反発。7日の取引終了後に発表した22年2月期の連結業績予想について、最終利益を28億円から32億円(前期比4.7倍)へ、上方修正したことが好感されている。新型コロナウイルス感染症の影響が想定よりも大きく、米飯群の販売が想定を下回ったことから売上高は1980億円から1920億円(同1.2%減)へ下方修正したものの、食品関連事業において商品規格の見直しが寄与したことや、海外事業が想定よりも好調だったことで営業利益は45億円(同35.1%増)の従来見通しを据え置いた。更に、米子会社における給与保護プログラムローンに関する債務免除益を計上したことなどが最終利益を押し上げるとしている。
シグマ光機<7713.T>=上昇トレンド転換。株価は25日移動平均線を大きく上回る展開となった。レーザー関連デバイスの製造販売を手掛け、半導体向けやバイオ分野などで納入実績が高い。足もとの業績は絶好調に推移しており、7日取引終了後に発表した21年6~8月期決算は営業利益が前年同期比2.9倍の3億5100万円と急増した。上期計画の5億1500万円に対する進捗率も7割近くに達しており、これをポジティブ視する買いを呼び込んでいる。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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