シグマ光機、今期経常を一転15％減益に下方修正

　シグマ光機 <7713> [ＪＱ] が4月8日大引け後(15:00)に決算を発表。19年5月期第3四半期累計(18年6月-19年2月)の連結経常利益は前年同期比8.1％減の11.1億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の16.9億円→12.8億円(前期は15.1億円)に24.2％下方修正し、一転して15.3％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.9億円→4.8億円(前年同期は7.5億円)に45.7％減額し、一転して35.6％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比29.8％減の3.2億円に減り、売上営業利益率は前年同期の18.6％→13.2％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　平成31年５月期通期（連結・個別）につきましては、売上高は、主に国内・アジア地域のＦＰＤ・電子部品・半導体業界向けの光学ユニット製品や米国地域のバイオ・医療業界向けの組込み用光学基本機器製品及び光学素子・薄膜製品が、世界経済の先行きの不確実性を反映した一部の顧客の生産・在庫調整といった反動減の影響を受けたことや、防衛業界・医療業界の大口案件が翌期にずれ込んだこと等から、期初予想を下回る見通しとなりました。又、売上高の減少に加えて、近年の生産の急激な増加に対応するための外部調達の増加や海外グループ子会社の事業拡大のための増員などの先行投資等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに期初予想を下回る見通しとなりました。※　上記の業績予想につきましては、当社が発表日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。又、今後様々な要因により実際の業績等は大きく異なる可能性があります。