円安が追い風、業績上振れを期待
電子基板実装は中国、米国で自動車や産業機器用が好調に推移しています。2015年12月期第1四半期の業績は、売上が16.8%増の563億4400万円、営業利益が88.6%増の21億3400万円、経常利益が86.8%増の21億4600万円、純利益は、84.7%増の15億8100万円となりました。
特にアジアでの車載関連機器用部材の出荷が増加し、セグメント利益は73.5%増の14億4800万円と大きく伸長しています。4月には中国家電大手の美的集団(広東省)と合弁会社を設立し、中国での電子基板実装の製造工場を建設することを発表。中国における市場の拡大にビジネス基盤を強化していく方針です。
一方、2015通期予想は、売上高が4.9%増の2200億円、営業利益が17.1%増の73億円、経常利益が14.5%増の74億円、そして純利益が16.2%増の48億円、更に年間配当を4円増の38円に増配する方針としました。業績見通しにおける為替レートは1ドル110円を想定しているため、このままの円安が続けば、業績の上方修正が期待できます。