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2025/01/21 - テイツー(7610) の関連ニュース。 目次藤原克治氏(以下、藤原):株式会社テイツー代表取締役社長の藤原です。本日はよろしくお願いします。スライドの目次に従ってご説明します。本決算説明会のポイント

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【QAあり】テイツー、新品トレカ、中古ゲーム、新品・中古ホビーが好調 トレカ市況回復を追い風に収益改善を加速

投稿:2025/01/21 08:00

目次

藤原克治氏(以下、藤原):株式会社テイツー代表取締役社長の藤原です。本日はよろしくお願いします。

スライドの目次に従ってご説明します。

本決算説明会のポイント

本決算説明会のポイントです。前期から続く中古トレカ市場評価額の低迷を受け、営業施策の変更を行いました。

中間決算期において低粗利商品・低回転商品を一掃し、利益率改善に向けた環境整備を実施していましたが、第3四半期において中古トレカの売上が低調に推移しました。そのため、通期予想の下方修正を実施します。

2025年2月期 第3四半期 の連結業績サマリ

第3四半期の決算の概要です。連結売上高は、前年同期水準を維持しています。

営業利益及び経常利益は、中古トレカの粗利益の低下や、出店等の投資や諸費用の高騰による販管費の増加により、前年同期を下回りました。

四半期ごとの売上高の推移

四半期ごとの売上高の推移です。第3四半期の売上高は、新品トレカ、中古ゲーム、新中ホビーが好調に推移し、前年同期を上回る結果となりました。

商材別売上高構成比

商材別売上高構成比です。前年と比較すると、新品トレカの好調と中古トレカの不調から、新品の売上高構成比が若干上昇しています。

前四半期比では、商材別売上高構成比に大きな変動はありませんでした。

主要セグメントの売上高の動向

主要セグメントの売上高の動向です。各商材の動向に大きな変化はなく、新品トレカ・ホビーは好調に推移しています。古本・ゲームは予定どおりに推移しました。

中古トレカについては、一部カード銘柄の相場変動が利益面に影響しましたが、第4四半期に入り、回復の兆しが見られることから、今後もトレカ商材は堅調に推移すると予測しています。

12月からの第4四半期に入り、中古トレカが利益面で業績に大きく寄与する流れとなっていますが、第3四半期までは非常に静かな売上推移であったことから、今回の下方修正に影響を及ぼしています。

四半期ごとの営業利益・同利益率の推移

四半期ごとの営業利益の推移です。新規出店に伴う投資や諸費用高騰による販管費増加により、営業利益、営業利益率ともに前年同期を下回る結果となりました。

連結損益計算書

連結損益計算書です。売上総利益率は、中古トレカの相場下落による影響で、前年同期比で低下しました。

一方、出店等の投資や人件費、キャッシュレス決済、諸費用高騰等による影響で販管費が増加したため、販管費率は前年同期比で上昇しました。

連結貸借対照表

連結貸借対照表です。固定資産の増加は、主に新規出店と、山徳社の新社屋建設並びにTORICO社の株式取得によるものです。

また、柔軟な運転資金調達のため、長期借入金と比較して短期借入金の残高が増加しています。

2025年2月期の連結業績予想

連結業績予想です。連結売上高については、中古トレカ市況が低迷した影響があったものの、新規出店による底上げにより、トレカ及びホビー商材等の売上高が好調に推移したことから、前年同期と同水準を見込んでいます。

連結営業利益及び連結経常利益については、中古トレカの価格下落による影響と、新規出店に伴う投資や諸費用の高騰に伴う販管費率の増加等により、大幅に修正しています。

当期純利益については、会計上の見積り等の要因により変動する可能性があることから、現時点では未定とします。

2025年2月期連結業績予想と中長期目標数値

足元では当期に連結業績予想がくぼみましたが、将来目標に向かって引き続きがんばっていきたいと思っています。

2025年2月期連結業績予想と中長期目標数値

配当についてです。当社としては、株主還元と財務基盤の強化の両面を総合的に判断し、業績に応じて継続的に配当を行う方針としています。当期の期末予想配当についても、現段階では修正は考えておらず、1株当たり4円の配当を実施していきたいと思っています。

次ページ以降のスライドには、今後の事業取り組みの方針を記載しています。中間期以降、大幅な変更はありませんので、ご説明は割愛します。

私からのご説明は以上です。

質疑応答:トレカの回復戦略と収益安定策について

司会者:「トレカ相場の変動による悪影響が一巡した状況だと聞いていますが、今後の需要回復を見込んだ戦略や再度トレカ市況が悪化した時の収益を安定させる対策について、具体的な考えがあれば教えてください」というご質問です。

藤原:トレカ市況は4年に1回くぼむような傾向が過去から続いています。前期、前々期においてトレカの相場がかなり高騰したことにより、仕入れの高づかみへの調整による利益の圧迫が引き続いたことで、当期はかなり重い状況でした。しかし、直近の12月から市況の回復が見て取れます。

私どもとしても、在庫の施策という意味では、中間期に取り組んで以降は利益を大きく棄損するような動きはありませんでした。あとは市況と言いますか、マーケットのニーズに従って、利益面においても増加する部分が多いと見ています。

トレカの需要回復を見込んだ戦略としては、そのようなチャンスを逃すことがないように、当社の既存の仕組みをフル活用して、しっかりと販売をかけていきたいと考えています。

また、トレカ市況が悪化した時に収益を安定させる対策については、トレカに一極集中しないように、現在はホビーやゲーム、古本などをバランス良く取り扱うことで、特に利益面を補完できるように商材ごとの対策を進めています。

今回のトレカの低迷により利益を棄損した部分を補完するのは、正直、想像以上につらいものがありました。しかし、第3四半期の段階で底を打ったと見てよいのではないかと考えているのが、年を明けた足元までの状況にはなっています。

将来的な利益の回復に期待しつつ、取り扱い商材のフォーメーションも行い、直近に経験した苦労をしっかりと改善に反映させていきたいと考えています。

質疑応答:EC事業のシナジー効果について

司会者:「EC事業において、提携先であるTORICO社とのシナジー効果は、どの程度表れていると考えていますか?」というご質問です。

藤原:TORICO社とのシナジー効果で、今、P/L上で一番貢献しているのは、テイツー単独のECのソフトウェア開発の部分です。ランニングコストの負担に関して、TORICO社の技術者部隊に、保守を含めた運用面を担っていただいています。

結果として、従前に比べて、年間レベルのコストが半減している環境の保持に結びついています。この点が、P/L上の大きな相乗効果として、今、最も大きな部分だと思っています。数千万円に及ぶコスト削減が、現在のさまざまなコストの高騰をリカバリーするかたちで反映されています。

それ以外のシナジー効果としては、仕込みの部分にもなりますが、大きなテーマとして海外への営業アプローチが挙げられます。TORICO社の海外アプローチに関する調査面や動きを、当社側にも反映しつつ、テイツー単独で苦労するよりも時短できることを期待しています。こちらは、来期以降の実績にかたちとして表れると見込んでいます。

加えて、直近では、著作物のIP戦略をテイツーとしても掲げています。商流の中でなかなか手の届かなかった商品の企画提案も、さまざまな交渉、検討を通じてかたちになりつつあります。

まだ小さな額ですが、この第4四半期からは店頭にそのようなオリジナルの商品が並び始めます。来期以降、このような部分が育っていくことを、シナジー効果として数値面でも発揮できればと考えています。

質疑応答:EC売上比率の見込みについて

司会者:「EC売上比率を、通期でどの程度の水準まで高める計画でしょうか?」というご質問です。

藤原:当社の100パーセント子会社である山徳社は、連結売上高の約1割を構成しています。テイツーのECをしっかりと伸ばしていき、その比率に大きくインパクトを与えることができるよう、がんばっていきます。

現在、そのような仕組み作りは、実態として追いついてきましたが、そこに並べる商品、買取の調達、特に儲かるのは中古商材のため、そのようなところの環境整備をしっかりと行う必要があります。逆に言うと、買取額をもっと上げていかないと、ECに並べる商品が弱いのが現状です。

今は全体最適で、リアルな店舗で売っていくことを優先し、組み立てを行っています。しかしながら、ECを伸ばしていくことが、会社の伸びしろであることは意識しており、調達の多様化、さまざまなチャネル作りで、引き続き、足元そして来期以降も、がんばっていきたいと思っています。

そして、ECの売上の比率拡大として、成果に結びつけたいと考えています。

質疑応答:競合他社との差別化戦略について

司会者:「リユース市場の競争が激化している中で、御社が競合他社との差別化を図るための戦略や優位性を、どのように強化していく予定でしょうか?」というご質問です。

藤原:リユース市場に関しては、同業他社、業界団体として非常に近しく情報交換しているプライム市場の大手リユース会社などを思い浮かべると、「つけいる隙がない」と言いますか、当社がどのように会社の規模を伸ばしていけるか、正直、先行している他社に優位性があると考えています。

そのような意味で、当社はいわゆるエンターテインメント系、漫画・アニメ・ゲームといった領域のリユース分野には、お客さまからの好感を非常に持っていただいていると一定レベルで思っているため、しっかりと強みとして伸ばしていきたいです。

そして、その範疇のリユースを広げるという意味では、商材別の構成で言うと、ホビー範疇を強化し、目標としているビジネスモデルを持っている業界トップの企業もいますので、そのようなところにきちんと近づいていけるような施策を取っていきたいと考えています。

一方で、当社の強みとして、リユースに単純に傾注した会社ではありません。いわゆる新品領域と言いますか、コンテンツの強い部分を、メーカーや作者などに、より近いところで商売を行っている側面があります。

例えば、TORICO社との連携は、出版に近いところで、もう少しさまざまな仕事をしてみたいと考えています。また、当社の役員構成から考えると、アニメ業界などにもう少し近いところで、さまざまな取り組みをしたいという気持ちがあります。

そちらをビジネススキームとして強くしていくことが、当社の伸びしろだと思います。

ユーザー自体も、日本国内だけで見るのではなく、海外も含めた幅広いチャネルを持ち、ユーザーの支持を得たいと考えています。

テイツーの将来のビジョンとして、リユースのみならず、コンテンツの生み出される近場に当社の存在意義をプロットした上で、幅広いエンターテインメントの領域を、ユーザーに対して提案していきます。そして、それは国内だけでなく、グローバルな戦略に結びつけることを掲げています。

特に当期の1年の活動を通じ、より細かな、具体的なものとして、ユーザーに支持されるビジネスモデルを構築していきたいと考えています。次期のスタート時には、より具体的に示していきたいと考えていますので、もうしばらくお待ちいただければと思っています。

本決算の開示のタイミングにおいては、さまざまな目標設定などを含めて、資料でお示ししたいと考えています。

質疑応答:店舗事業における収益性改善やコスト管理について

司会者:「新規出店が順調に進んでいる一方で、販管費の増加が利益を圧迫しているように見えます。店舗事業における収益性改善策やコスト管理の強化について、具体的に教えてください」というご質問です。

藤原:当期の予算に関して、振り返りも含めて言いますと、期初に立てた予算の時には、いわゆる販管費のコスト面、世間一般にもよくニュースで取り上げられているような、今までかかっていたものよりもコストが高くなる部分に関しては織り込んでおり、稼いだ粗利で営業利益を示せる設計は行っていました。

中古トレカの粗利が期待利益に到達していなかったことが、当期の見立てとの乖離だと理解しています。

今後、トレカの回復だけではなく、他のことも含めて、このようなことが起きた時にどのように補完していくかというカードを、しっかり手元に持てるようにしていきます。反省点を活かして、あらためて通期の予想計画を構築していきたいと考えています。

また、このように利益面が圧迫される時には、投資のコントロールをもう少し手堅くしていくことも考えています。しかし、当期に関しては、子会社の山徳社の本社の集約の投資に加え、システム面に関しても当社が将来に向かっていく上で必要な投資は削らずに行っています。

そのようなところから、来期以降に再びきちんと収益に結びつく取り組みをしっかりと盛り込んでおり、その準備を怠らなかったとご理解いただければと思っています。

改善面については、特に人の運用、店舗の運営品質において、店舗スタッフへのサポートがなかなか行き届かなかったという反省点があります。すべての人材登用がより効果的に業績に反映されるような機構改革を、足元でしっかりと仕込んでいます。

そのような組織面での改革調整面も、期初にしっかりとご説明したいと考えています。

質疑応答:中古トレカの具体的な回復の兆しについて

司会者:「『中古トレカに回復の兆しがある』というお話でしたが、具体的にどのようなことを表しているのかを教えてください。何かきっかけなどがあったのでしょうか?」というご質問です。

藤原:12月からの好転ですので、「年末年始は売れる」と言われればそれまでですが、利益面については12月に明確に改善結果を確認しています。

また、インターネットでもいろいろなかたちでタイトルごとの相場の指標を簡単に見られますが、一部のタイトルは12月以降に価格相場をかなり回復させています。

すなわち、需給バランスという意味では、販売する我々の立場としては、それが活況にお客さまの手にわたっていくとも言えます。調達の意味でも、下降局面に比べると利益が残りやすい状況になります。

先の質問にありましたが、やはり活況の時に利益をきちんと取り込めることが我々の良いところでもあります。その反面、相場の変動を見誤るとなかなか売れなくなります。

在庫の評価としては、月々の単位では決算上の修正を行った上でいろいろ改善していますので、財務上の劣化という意味では致命的なものに至ることはありません。しかし、トレカ相場が急激に下落したり、緩やかな下降トレンドを継続したりすることは、市況が動かないことを意味していると思います。

そのような我慢の時に、ステークホルダーのみなさまに好評価をいただけないような営業成績を出さなくてすむように、取扱商品の儲け方をより工夫していきたいと考えています。

質疑応答:ホビーの売上高構成比に対する評価について

司会者:「ホビーは好調に推移しているようですが、商材別の売上高構成比はまだまだ大きいとは言えない状況と捉えています。現時点での売上高構成比の大きさに対する評価を教えてください」というご質問です。

藤原:ホビーの売上高構成比は、新品と中古を合わせて8.5パーセントです。リアル店舗主体の営業では、ホビーの取扱額を増やすことは、ホビーが他の商材の売り場を奪うことにつながります。

当社が今持てる売り場構成では、ホビーを大きく広げることがすぐにはできず、一概に得策とも言えません。特に古本は販促費と捉えると非常にお客さまを呼んでくれる商材でもありますので、他のものをうまく使って売るなど、バランスの絶妙感を追求しているのが現状です。

売り場を気にせずに販売できるという意味では、例えばECをうまく活用することが挙げられます。しかし、特にECはそれなりの物流が必要であるなど、いろいろな別のコストがかかります。

効果的に売って利益に結びつけるという点では、ホビーをそこに大きく充てて儲けができるかは一考すべきところがあります。このようなバランスで取り組んでいますので、今、極端な施策がかたちに表れていない状況だと思っています。

解決策としては、先ほどの説明の中で「調達を強化する」などいろいろお話ししましたが、例えば、出店戦略の中にM&Aの要素を入れることも考えています。

単純にイチからの出店だけではなく、ロードサイドの店舗を買い足すといった機会を増やしていくなど、いろいろな企業との連携の延長線上の中で、課題解決ができるような懸案事項は逐一検討しています。

それらを勘案したかたちで対外的に発信できるようなお話にまとめ上げ、トータルで会社の成長を促したいと考えています。

質疑応答:ホビーの売上高構成比の見通しについて

司会者:「ホビーの売上高構成比を、今後どれくらい成長させていきたいかについて教えてください」というご質問です。

藤原:ホビーの売上高構成比は現在8.5パーセントですが、第1段階として、全体の売上高構成比の20パーセントをホビーが占有するとした時に、テイツーグループがどのようなかたちになる必要があるのかというイメージについても、近頃は会社のメンバーの中で議論しています。

現在の物理的な環境の中では8.5パーセントですが、ホビーは伸びしろとして、さらに買い取ろうと思えば買い取ることができ、売上をさらに増やそうと思えば増やせるため、非常に期待している商材です。

あとは経営効率と求められる足元の利益水準をしっかり注視して、答えを出していきたいと考えています。この部分についても、来期以降、次年度のいろいろな目標設定の中に、展望という意味でも具体的に落とし込んでいきたいと思っています。

配信元: ログミーファイナンス

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