<6249> GCジョイコ 4160 +260大幅続伸。SBI証券では投資判断を新規に「買い」、目標株価を7770円に設定した。
スマート遊技機の普及により同社スマートユニット販売も前下期以降好調に推移。
特にスマスロ「北斗の拳」などの大型タイトルの高稼働を背景に収益は拡大傾向にあり、今後も収益拡大トレンドは継続すると考えている。24年3月期営業益は会社計画50億円に対して前期比2.6倍の118億円を予想、25年3月期も3割強の増益を見込む。
<9996> サトー商会 1630 +225急騰。先週末に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の4.5億円から6.9億円に、通期では11.1億円から14.8億円に引き上げ、それぞれ一転増益見通しとしている。外食業種を中心に景況感が想定を上回る見込みで推移しているほか、管理費なども想定以上に低減できる見込みのようだ。つれて、年間配当金も従来計画の34円から40円に引き上げ、前期比9円の増配見通しとしている。
<4368> 扶桑化学 3990 -150大幅続落。先週末に業績予想の下方修正を発表。上半期営業利益は従来予想の71億円から55億円に、通期では138億円から110億円引き下げた。ライフサイエンス事業は工業用途の需要落ち込みが想定より長期化し、電子材料および機能性化学品事業では、主力の超高純度コロイダルシリカの売上が計画を大きく下回る見込み。第1四半期実績32億円からも、下振れ幅は想定超との見方が優勢に。
<7599> IDOM 740 -19大幅反落。8月23日の安値を割り込んで、1月以来の安値水準となっている。ビッグモーターが経営再建策として、保有する同社株式や不動産の売却などを検討していることがわかったと一部で報じられている。2月末時点で同社発行済み株式の5.67%
を保有しており、近く売却を始めることを検討しているようだ。株式売出による当面の需給悪化を警戒視する動きが優勢に。
<2678> アスクル 1893 -56大幅続落。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は28.3億円で前年同期比4.4%
減となり、据え置きの通期計画165億円に対してやや低調なスタートと受けとめられた。BtoB事業のWeb販促費増、新アスクルWebサイトとASKUL東京DC稼働など、成長コストが増加しているもよう。ただ、決算賞与引当金等の計上前では増益を確保しているもようであり、会社側では計画を上回る進捗としている。
<8129> 東邦HD 3136 +113大幅続伸。発行済み株式数の3.87%に当たる250万株、60億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は9月19日から24年3月31日まで。株主還元の充実及び資本効率の向上を図ることを取得目的としており、取得株は全株消却する計画。目先の需給改善を期待する動きが優勢に。また、オンライン医療事業を手掛けるMICINとの資本業務提携も同時に先週末発表している。
<8708> アイザワ証G 1040 +88大幅続伸。発行済み株式数の1.1%に当たる40万株、5億円を上限とする自己株式の取得実施を発表。取得期間は9月19日から24年1月31日まで。資本効率の向上と株主還元の充実を図り、機動的な資本政策を遂行することを取得目的としている。また、中間期末配当金は前年並みの13円にすると発表。株主還元策の向上を評価する流れに。なお、本日は株主還元拡充への期待波及から、中堅証券株の強い動きが目立った。
<8622> 水戸証 483 +30大幅反発。9月中間配当を10円にすると先週末に発表。前期中間配当金は2円であった。同社では、配当性向50%を基本方針としているが、23年3月期から25年3月期の3期間においては、年間配当金の下限を20円とするとしており、大きなサプライズではないものの、9月末配当権利取りの動きが優勢にはなっているようだ。なお、年間配当金20円をベースにすると、前週末終値基準の配当利回りは4.4%の水準となる。
<8613> 丸三証 650 +100ストップ高比例配分。24年3月期から28年3月期までの間、普通配当に加えて特別配当を実施する方針を決定したと発表。この特別配当は、中間配当・期末配当の時期に等分して実施する。これに伴い、9月末中間配当は特別配当15円を加えて25円にするとしており、特別配当は期末にも15円を実施する予定。配当利回り妙味が一気に高まる状況に。なお、25年3月期、26年3月期も年間30円の特別配当を計画している。
<6920> レーザーテック 21635 -1070大幅反落。同社を始め東京エレクやアドバンテストなど半導体関連の下げが目立つ展開になっている。台湾TSMCが主要サプライヤーに最先端半導体向け製造装置の納入を遅らせるよう求めたと伝わり、先週末には米SOX指数が3%の大幅下落となっている。連休明けの東京市場においても、半導体関連には売りが波及する状況のようだ。半導体市場の回復が想定以上に後ずれするとの見方につながる形へ。
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