万世電機、前期経常を42％上方修正・4期ぶり最高益、配当も5円増額

　萬世電機 <7565> [東証Ｓ] が4月18日大引け後(15:50)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の8億円→11.3億円(前の期は5.8億円)に41.9％上方修正し、増益率が36.1％増→93.0％増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.1億円→6.4億円(前年同期は3.1億円)に2.1倍増額し、一転して2.1倍増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の66円→71円(前の期は56円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　部品材料不足に起因する納期の長期化による影響が続き、一部の顧客で生産調整の動きがみられましたが企業のデジタル化やグリーン投資などに関連する設備投資が好調に推移し、売上高、利益ともに予想を上回る見込みとなりました。

　当社は、全てのステークホルダーの利益向上を図ることを基本に、将来の事業展開や経済環境の変化に備えるための内部留保の充実と経営環境を総合的に勘案し、配当政策を第一に考え、利益還元を行うことを基本方針としております。上記の基本方針及び当期の業績見通しを勘案した結果、2023年3月期の期末配当予想を28円から5円増配し33円とさせていただきます。なお、本件につきましては、2023年6月開催予定の第77期定時株主総会に付議する予定でございます。※上記の業績予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提条件に基づいており実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。