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※2019年7月1日15時に執筆
2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向けてあらゆるテーマ株が注目されていますが、開催前後とも注目できるテーマについてお話しします。
キーワードはイスラムの「ハラル認証」です。
「ハラル」はアラビア語で「許諾された」という意味です。
イスラム教徒は豚肉を筆頭にアルコールなどイスラム法で禁じられたものが入ったものは食べたり使用したりできません。(原料・製造・流通段階も含む)
見た目で「ハラル」かどうかを見分けるのが難しくなってきているため、専門家がハラルであることを立証する「ハラル認証」が世界的に普及してきていますが、「ハラル認証」については世界統一基準があるわけではなく、宗派や宗教指導者によって大丈夫だったりダメだったりとばらつきもあるようです。
とはいえ、イスラム教は世界三大宗教のひとつであり、キリスト教に続いて世界第2位の割合を占めていますので、対策を講じている企業も増加しています。
東京オリンピックを控え、このハラル認証を取得した企業やインバウンド対策をしている企業が注目されていくと思います。
ハラル市場は食品から化粧品、医薬品、またはレストランなどの外食、店舗など、かなりの広範囲に渡ります。
化粧品メーカーや大手スーパーマーケットもハラル対策に注力していますが、投資対象としてはまずは食品関連で銘柄を押さえておきたいと思います。
■ユーグレナ<2931>
ミドリムシの機能性食品が主力。同社グループの生産するミドリムシとクロレラについてマレーシア政府公認の日本ハラル認証機関によりハラル認証を取得しています。
■ゼンショーHD<7550>
「すき屋」でおなじみの大手外食チェーン。東南アジアなどグローバル展開に積極的。マレーシアの調理工場のハラル認証を取得している。
■コロワイド<7616>
総店舗数は2710店舗(2019年3月末日時点)の大手外食企業。ハラル認証の焼肉食べ放題をスタートさせた。
■キッコーマン<2801>
海外も食品が好調のしょうゆ最大手。グルテンフリーの「キッコーマン ハラールしょうゆ」を開発・販売している。
おもてなしの心を大事とする日本としては、ムスリムの方が安心して食べられるものを提供し、また同時にレストランなどは日本人の口に合うものも考えていかなくてはなりません。
日本人にとってこのような取り組みを考えることは、他国の宗教に対して見識を深めたり理解したりする良い機会になると思います。
もしかしたらハラルフードはヘルシー志向の日本人女性には受けが良いかもしれませんね。
関連銘柄はそれこそ多岐にわたりますのでみなさまも調べて気になる銘柄を追ってみてはいかがでしょうか。
目先は東京オリンピックが意識されますが、インバウンド対策としては永続的に見ていけるテーマだと思います。
また売買テクニックなどは私の著書「超ど素人が極める株」に記載してありますので、参考にしてください。
他にも、銘柄の探し方、注目の仕方、リアルタイムでお奨めの個別銘柄などは私のブログ『hinaの株ブログ』にて毎日配信中ですので、こちらもチェックしてみてください。
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執筆者名:hina
ブログ名:hinaの株ブログ
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