たけびし、10-12月期(3Q)経常は13％減益、今期配当を4円増額修正

　たけびし <7510> [東証Ｐ] が1月31日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比0.6％増の32.3億円となり、通期計画の41.5億円に対する進捗率は77.9％となり、5年平均の76.5％とほぼ同水準だった。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比10.7％増の9.1億円に伸びる計算になる。

　同時に、今期の年間配当を従来計画の58円→62円(前期は56円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比12.8％減の10.5億円に減り、売上営業利益率は前年同期の4.5％→3.9％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は、株主各位への利益還元を経営上の最重要課題のひとつと認識し、累進配当を基本としつつ業績及び財務状況等を総合的に勘案して利益還元を行う方針であります。また当社は、本日開示いたしました「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に掲げる、持続的な企業価値向上施策の一つとして、「株主還元の強化」を実施することといたしました。これらの方針に基づき、１株当たりの期末配当を４円増配し、33円に修正いたします。これにより、既に実施いたしました中間配当金29円と合わせ、年間配当金は１株当たり62円となります。