東北化学、今期経常を35％上方修正・21期ぶり最高益更新へ

　東北化学薬品 <7446> [ＪＱ] が8月2日大引け後(15:00)に決算を発表。21年9月期第3四半期累計(20年10月-21年6月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の6億0800万円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の4億2500万円→5億7500万円(前期は4億1000万円)に35.3％上方修正し、増益率が3.7％増→40.2％増に拡大し、21期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4100万円の赤字→1億0900万円の黒字(前年同期は2億4500万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比67.1％増の1億4200万円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.8％→1.4％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年９月期での業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、新型コロナウイルス感染症関連の試薬や機器等の受注が増加したこともあり、売上高は前回公表予想を上回りました。また、経費節約の効果も出て、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が前回公表予想を上回りました。　なお、配当につきましては、今後の事業状況を踏まえて検討していくこととし、現時点の配当予想は修正ございません。※　上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の　　　さまざまな要因によって予想数値と異なる場合があります。