アシロ Research Memo（2）：法律・弁護士業界とインターネットを結び付けた事業を展開

*12:42JST アシロ Research Memo（2）：法律・弁護士業界とインターネットを結び付けた事業を展開 ■会社概要

アシロ<7378>は、法律・弁護士業界とインターネットを結び付けた事業を展開している。2009年11月に現 代表取締役社長の中山博登（なかやまひろと）氏が「アシロに関わる人を誰よりも深く幸せにすることで、よりよい社会の実現に貢献する。」というビジョンを掲げて設立した。社名は、「世界中の誰よりも深くユーザーとお客様を幸せにしたい」「社会基盤となりうる水準までサービスを深化させたい」という思いから、世界最深地点で生存が確認された深海魚の名前「ヨミノアシロ」からとった。同社のビジョンは創業時から一貫しており、ユーザーとクライアント両者の幸せにこだわり、ユーザーにとっては悩みの解消、クライアントにとっては顧客獲得の機会となるサービスを提供している。

代表の中山氏は2006年に(株)ワークポートに入社後、(株)幕末（現 イシン(株)）を経て、2009年に同社を創業した。2012年には法律事件分野ごとの特化型サイトの運営（リーガルメディア）を、2020年4月には弁護士、公認会計士、管理部門職種等の人材紹介サービス（HR事業）を、2022年4月には少額短期保険（弁護士費用保険）を取り扱う保険事業をそれぞれ開始した。リーガルメディア関連事業に含まれる派生メディアは、現在は収益の大半を転職メディア「キャリズム」が占めているが、2023年3月のビッコレの子会社化（同年6月、同社が吸収合併）やオーガニックでの新規メディアサイトの立ち上げにより、金融領域へ進出する方針である。株式関係では、2021年7月に東京証券取引所マザーズ市場に上場し、2022年4月の同市場区分見直しに伴いグロース市場へ移行した。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　茂木稜司）

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