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2024/09/10 - Enjin(7370) の関連ニュース。 Executive Summary本田幸大氏(以下、本田):Enjin代表取締役社長の本田です。本日はお忙しい中、当社の通期決算説明資料報告会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。それでは、私よりご説明します。まずはサマリーです。サービスごとに進捗率は異なりますが、全体での予算は達成しています。売上高は32億6,70

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【QAあり】Enjin、減収減益も、全指標で通期計画を上回る ストック型ビジネスモデルへの移行期のため収益力は一時的に低下

投稿:2024/09/10 11:00

Executive Summary

本田幸大氏(以下、本田):Enjin代表取締役社長の本田です。本日はお忙しい中、当社の通期決算説明資料報告会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。それでは、私よりご説明します。

まずはサマリーです。サービスごとに進捗率は異なりますが、全体での予算は達成しています。売上高は32億6,700万円、前年同期比マイナス6.2パーセント、営業利益は10億4,500万円、前年同期比マイナス19.9パーセント、ストック収益力は16億9,100万円、前年同期比マイナス8.6パーセントで着地しました。

業績進捗率(連結)2024年5月期

すべての指標において、予想値を上回る水準で着地しています。

ビジネスハイライト(連結)

「踊り場」と表現していますが、ストック型ビジネスモデルへの移行期のため、収益力は一時的に低下しています。

売上高の推移(連結)

連結業績ハイライトです。売上高の推移についてご説明します。第4四半期単体の売上高は前年同期比で減少となりましたが、通期予算対比プラス2.0パーセントで着地しています。

売上総利益・営業利益の推移(連結)

売上総利益・営業利益の推移です。売上総利益率は80.50パーセントと、変わらず高い水準を維持できています。

年間経常収益(ストック)

年間経常収益(ストック)です。ビジネスモデルに関しては、変わらず堅調に推移しています。

なお、前期に比べて今期が若干下がっているのは、人員計画が見通しを下回っているためです。こちらについては後ほど詳しくご説明します。

営業利益(連結)

営業利益です。第3四半期から着実に積み上げ、プラス3億2,400万円となりました。コスト構造に大きな変化はありません。

業績概況(連結)- BS

BSの状況です。高いキャッシュポジションを維持し、自己資本比率86.2パーセント、前期末75.6パーセントと、健全な財務基盤を保持しています。純資産も43億5,700万円と、高い自己資本比率を維持できています。

私からの決算説明は以上です。今期の事業方針については、取締役COOに就任予定の、原口博光よりご説明します。

原口博光氏(以下、原口):原口です。ただいまご紹介いただいたとおり、現在は社外取締役の立場として事業監督を務めていますが、COO就任が内定しています。

現在は2つの立場を背負っている状態ですので、奥歯に物がはさまったようなご説明しかできない部分があることはあらかじめご了承ください。それでは、今回の開示に伴う今期の取り組みについてご説明したいと思います。

中期経営計画の取り下げについて

今回の開示について、私からご説明することは大きく2つです。1つは中期経営計画の取り下げに関すること、もう1つが今期の事業計画に関することです。

まず、中期経営計画の取り下げについてお話しします。取締役会では事業計画の進捗を毎月モニタリングしているのですが、中期経営計画の計画数値どおりに事業が進捗しない可能性が出てきました。こちらの原因分析が、2024年5月期の取締役会における主要な議論の1つでした。

原因を突き詰めていくと、先ほど本田社長がご説明したとおり、中期経営計画を投資家のみなさまに開示した約2年前から、新卒採用市場の競争が一気に激化したことが挙げられます。私たちの予想を上回るスピードで激化したことに加えて、思うように人員の定着を図ることもできませんでした。私たちはこの2点を大きく反省しなければならないと考えています。

私の他にも社外監査役は2名います。私たち社外役員のモニタリングのもと、「本格的に事業の見直しをするとしたら、どのようなところなのか」について、事業部のみなさまといろいろなディスカッションを積み重ねてきました。

その結果、事業自体の進捗に関しては大きな問題がないものの、人材の問題に直面しました。したがって、中期経営計画の前提条件が変わってきますので、こちらを一刻も早く投資家のみなさまに率直に開示することが、上場会社としての健全な開示のあり方だと考えました。議論を経て、計画を取り下げるという結論に至ったため、今回このタイミングで開示を行いました。

私たちはこの1年間、新しい役員体制で、かなりフランクな取締役会運営を心がけてきました。スライドの最後にも記しているとおり、今後の中長期の見通しについては、今期の事業進捗を確実に遂行するところを見極めた上で、正しい情報を投資家のみなさまに開示します。それが上場会社のマネジメントのあり方だと考えています。

8月に予定している定時株主総会において、私が新しいCOOとして選任されることを株主のみなさまにお許しいただければ、以降はまず、月次で決算の開示を行っていきます。

あわせて、現状すでに進めている施策や手探りで軌道修正している施策など、濃淡はあるものの、さまざまな施策が走り始めています。その全体感に関しても、しかるべきタイミングで私からご説明させていただきます。

以上が中期経営計画の取り下げに関するご説明です。

今期予算

スライドは今期の事業計画です。引き続き収益体質は維持しているものの、私たちの人員計画が思うように進んでいないことを売上高に反映しています。

今回発表した2024年5月期決算と比べて、売上高は約20パーセントの減収、営業利益と当期純利益は約50パーセントの減益を見込んでいます。

これは私たちの収益構造でいうと、利益率が下がったというよりも、現在抱えているコストを思うように飲み込みきれていないことで減収と減益のインバランスを生んでいると考えています。

ここで着実に立て直す計画を推進していくことが、2025年5月期における一番の課題だと考え、現時点での計画見通しとしてこのような数字を発表しています。

私からのご説明は以上です。

質疑応答:減収減益の理由と人材採用の施策について

司会者:「今期の計画について、減収減益の理由を詳しく教えてください。また人材が集まらないとのことですが、なにか施策はありますか? 賃上げなどは計画していないのでしょうか?」というご質問です。

原口:減収減益の内訳については、固定費は変わらないままトップラインが落ちてきているため減収し、減益になっているというシンプルな構造です。

2つ目のご質問の裏返しになりますが、当社の人材の現状については、私の見るところ、上場して約3年が経過し、社内にもいろいろな変化が起きて波を乗り越えつつあるところです。それを従来の決算発表等では「踊り場」と表現していました。

今回、その人材市場の大きな変化に対して私たちが打っている施策は、まさにご質問にもあるとおり賃上げです。例えば、社員が事業に貢献したらタイムリーに収入に反映させていく施策を打ち始めています。

私たちは、基本的に営業を中心とした会社です。営業成績に準じた報酬をお支払いする社内インセンティブの設計を見直し、がんばりに応じてきちんと成果が出るように手を打つことにしました。

ご質問の背景にある、ベースの給与を横並びで上げていく構造にするというよりは、インセンティブに基づいた報酬で結果に報いていく賃金構造へのリフォームに現在着手しているところです。

質疑応答:新卒が採用できない理由について

司会者:「新卒が採用できない理由を教えてください。高い給与を提示できない、過去の経緯から新卒に人気がない、既存社員による育成と採用のバランスがうまくいっていないなど、具体的に教えてください」というご質問です。

原口:まずベースのところを私からご説明します。私がCEOに内定したと同時に、本田社長は今後CEOとCHROを兼ねることになります。したがって、CHROとしての施策に関しては、私のご説明の後にご回答いただければと考えています。

ご指摘にあるような、「学生たちから人気がない」という手応えではありません。人気がなくて採用できないというよりは、私たちが提示している会社としての価値が、今時の学生に刺さっていない印象です。おもしろいとは感じてもらえるものの、それ以上に「厳しそう、大変そう」というイメージが強く、私たちが示しているイメージと学生たちのアンテナがかみ合っていない感覚です。

これを言い換えると「人気がない」ということではないのかと言われてしまうと、確かにつらいところはあります。ターゲットにしている人材に対して、熱量を伝えているつもりでしたが、「暑苦しい」「大変そうだ」と思われてしまうなど、当社の良い雰囲気を、社外に伝えきれていなかったところがあります。これが本田社長と私が猛反省していることの1つです。

私たちは現在、Enjinが上場以前から持っていた、創業者である本田社長の魅力を学生のみなさまに直接的に伝えるコミュニケーション方法を立て直していこうと考えています。このような経緯で今回、本田社長がCHROを兼ねることになりました。心意気に関しては、ぜひ本田社長よりお願いできればと思います。

本田:CEO兼CHROということで、私が責任者として採用全般を取りまとめることとなり、現在実際に走っています。シンプルにお伝えすると、「Enjinは上場してから悪い意味でも普通の会社になりましたね」という意見が社員たちから多く出ました。

上場以前は、私を中心に若い力の勢いで難局を乗り越えてきた歴史があります。さかのぼれば、2006年に新大阪で創業してから、リーマン・ショックや東日本大震災(3.11)、新型コロナウイルス感染症拡大など、いろいろなことがありましたが、乗り越えてきました。

これらの期間は良い意味で「普通ではなかった」のです。それが、上場したら「普通にしよう」と動くようになり、悪い意味で「普通」に収斂してしまったという懸念が、社員はもちろん、私の感覚としてありました。

私が採用現場から遠ざかっていたため、直近3年ほどは採用方針を含め、いわゆる普通の新卒採用を行っていたことが反省点です。もう少しカジュアルにお話しすると、私がCHROに就任する前に、採用に関与し始めたのが1年ほど前です。

そのため、今年4月に入社した新卒のメンバーは、従来のEnjinらしさを持っており、将来が非常に楽しみな人材です。100点満点中、80点以上が合格だとした時に、4月に関しては65点から70点くらいの点数が取れていると思います。

2024年度を70点とした場合、2023年度、2022年度に関しては、正直50点を下回る点数をつけざるを得ない採用計画でした。2025年度は私がCHROに就任しましたので、次々に内定を出しているところです。Enjinらしい、かなりおもしろい施策をどんどん打ち出しています。

そのため、来年4月に入社する学生たちに関しては、80点を超えるおもしろい人材から内定承諾が出ている状況です。しかしながら、採用できても、入社後すぐに独り立ちできるわけではなく、最低でも1年くらいかかります。

2024年4月入社の新卒も70点の良い人材なのですが、彼らが活躍し始めるのが1年後と考えると、今年は社内教育などを含め、前期と比べて営業利益が約5割ダウンとなる現状を受け入れざるを得ません。ただし、それは決して後ろ向きなイメージではなく、前向きに捉えているため、ぜひ当社の2年後、3年後の姿を定点観測していただければと思っています。

配信元: ログミーファイナンス

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