Ｄｍミックス、23年12月期業績を未定に変更、配当は18円を未定に変更

　ダイレクトマーケティングミックス <7354> [東証Ｐ] が9月22日大引け後(16:00)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。23年12月期の業績予想を取り下げ、未定に変更した。

　同時に、従来18円を計画していた期末一括配当を未定に変更した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年12月期の連結業績につきましては、当社の成長を牽引する主力のアウトバウンドビジネスは引き続き堅調に推移しているものの、国内の新型コロナウイルスワクチン接種関連の需要が大きく縮小したことによりインバウンドビジネス全体の競争が激化し、当社の収益性に大きな影響を及ぼす結果となり、売上収益及び各段階利益も想定以上に減少する見込みとなっております。加えて、2023年7月18日付の当社適時開示「特別調査委員会の設置に関するお知らせ」に記載のとおり、当社の連結子会社において一部の顧客企業に対する請求額が過大となっている疑義が判明し、今後、特別調査委員会の調査費用や、弁護士・会計士等に対する外部アドバイザリー費用等といった各種費用の増加が見込まれることから、2023年2月14日に公表しております2023年12月期の通期連結業績予想に対して乖離が発生することが予想されます。　しかしながら、特別調査委員会による調査は現時点で進行中であり、本件による2023年12月期通期連結業績への影響額について現時点で算出、予測することが困難であることから、今回修正予想において、売上収益、各段階利益並びに基本的１株当たり当期利益は、一旦、未定とさせていただくことといたしました。今後、これらの状況が明らかとなり、業績予想が策定可能となった段階で、速やかに公表いたします。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を経営の最重要課題の一つと位置付けており、今後の事業展開と財務体質の強化のため必要な内部留保を確保しつつ、総還元性向40％を目指していく考えです。剰余金の配当においては内部留保金と剰余金の水準を総合的に勘案し、EPSの成長に応じて配当金額を算出することを基本方針としております。　しかしながら、2023年12月期の期末配当予想につきましては、前述のとおり連結業績予想の算出、予測を行うことが困難な状況であることに伴い、一旦、未定とさせていただくことといたしました。今後、業績予想が策定可能となり次第、あわせて公表いたします。　株主の皆様、お取引先をはじめとする関係者の皆様には、多大なるご心配とご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。