ＴＳテック、非開示だった今期税引き前は13％増益、未定だった配当は54円実施、実質20％増配

　テイ・エス　テック <7313> が6月21日大引け後(15:00)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。非開示だった22年3月期の業績予想は連結税引き前利益が前期比13.1％増の410億円に伸びる見通しと発表した。
　同時に、非開示だった22年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結税引き前利益が前年同期比66.7％増の187億円に拡大する見通しと発表した。

　また、従来未定としていた今期の上期配当を26円(前年同期は43円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も28円実施する方針とした。年間配当は54円となる。
　21年3月に実施した1→2の株式分割を考慮すると、実質20.0％増配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　公表 の理由　2022年３月期の連結業績予想に つきましては、半導体供給不足など 、 自動車市場におけるサプライチェーンの混乱を受け、合理的な算定が困難であることから 「未定」 としていましたが、現時点で入手可能な情報に基づき連結業績予想を算定いたしましたので、公表いたします。　2022年３月期の連結業績予想は、上期には半導体供給不足の影響を受けた受注減を見込んでいますが、下期には挽回生産を見込んでおり、売上収益および各段階利益ともに前期に対して増加する見通しです。

　公表の理由　2022年３月期連結業績予想の算定に伴い、本日の取締役会において2022年３月期の配当予想を上記のとおり決議いたしましたので、公表いたします。　当社は、株主の皆さまに対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置付け、長期的かつグローバルな視点に立った事業展開を通じて企業価値の向上に努めながら、連結業績及び配当性向等を総合的に勘案し、安定的に配当を継続していくことを基本方針としております。これに基づき、2022年３月期の配当予想につきましては、１株当たり年間配当予想を54円（中間26円、期末28円）といたします。