フジオーゼ、今期経常を39％下方修正、配当も10円減額

　フジオーゼックス <7299> [東証２] が3月25日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円→5.5億円(前期は9.4億円)に38.9％下方修正し、減益率が4.5％減→41.6％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.2億円→1.7億円(前年同期は5.2億円)に66.4％減額し、減益率が0.4％減→66.5％減に拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の120円→110円(前期は120円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、概ね前回発表予想通りとなる見通しであります。一方、利益につきましては、来期以降の生産下振れを受けて在庫の圧縮を行っていることに加え、三菱重工工作機械株式会社との事業統合における生産ライン再編成完了の結果、不要な設備の除却が発生したことにより、減益となる見通しであります。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営政策として認識し、配当政策につきましては、今後の業績・財政状態や配当性向などを総合的に勘案して、安定的な配当水準を継続することに努めてまいりました。　しかしながら、2020年３月期の期末配当予想につきましては、業績予想を修正する状況を勘案し、誠に遺憾ではございますが、当初予想から10円減配し、１株当たり配当を50円（年間110円）とすることといたします。　なお、本件につきましては、2020年６月開催予定の第92期定時株主総会に付議する予定であります。※上記の業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後の様々な不確定要素により、実際の業績と異なる場合がありますのでご了承ください。