ヨロズ、今期最終を一転赤字に下方修正、配当は2円増額

　ヨロズ <7294> [東証Ｐ] が3月22日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結最終損益を従来予想の15億円の黒字→65億円の赤字(前期は14.2億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の27億円→32億円(前期は29.9億円)に18.5％上方修正し、一転して7.0％増益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の14.4億円の黒字→65.5億円の赤字(前年同期は11億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　同時に、今期の年間配当を従来計画の26円→28円(前期は25円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期の通期連結業績予想につきましては、客先生産動向や為替換算影響等による売上高の増加を見込む一方、本日発表の「減損損失の計上、繰延税金資産の取り崩し及び関係会社株式評価損等の計上に関するお知らせ」の内容を特別損失及び法人税等調整額として計上し、親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を下回る見込みとなるため、上記の通り修正いたします。　なお、通期連結業績予想における海外子会社財務諸表の換算は、次の為替レートを前提としております。１米ドル＝140.66円、１メキシコペソ＝7.96円、１タイバーツ＝4.04円、１中国元＝19.82円・・・・・・・・・・・・・・(注１)１ブラジルレアル＝29.00円、１インドルピー＝1.80円、千インドネシアルピア＝9.50円・・・・・・・・・・・・・・・・・(注２)　(注１）12月決算会社（2023年１月～2023年12月の平均レート）　(注２） ３月決算会社（2023年４月～ 2024年 ３月の予想平均レート）

　　2024年３月期の配当金につきましては、経常利益の黒字幅の増加を見込める状況となったこと、及び親会社株主に帰属する当期純利益の減少要因である減損損失は、キャッシュ・フローの減少を伴わないことに鑑み、株主さまのご支援に報いるため、当期の期末配当金については、当初予想の1株当たり13円から２円増配の15円に修正することといたしました。 これにより、年間配当金は、前年度から３円増配の１株当たり28円とさせていただく予定であります。＊上記の予想は、本資料の発表時における将来の経済環境予想等の前提に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想値と異なる可能性があります。