キッズＳＨＤ、前期経常を44％上方修正

　Ｋｉｄｓ　Ｓｍｉｌｅ　Ｈｏｌｄｉｎｇｓ <7084> [東証Ｇ] が5月9日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の2.6億円→3.7億円(前の期は11.4億円)に44.2％上方修正し、減益率が77.3％減→67.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の0.1億円の黒字→1.2億円の黒字(前年同期は1億円の赤字)に11倍増額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023 年３月期の通期業績予想は、期初予想に比べ新型コロナウイルス感染症の影響が限定的であったこと、キッズガーデンプレップスクール南青山幼稚部・南青山スイミングスクールなど民間教育事業が堅調に推移したことに加え、「人事院勧告に伴う保育士の処遇改善」、「物価高騰対応」に伴う給付金等の増加により売上高は前回発表予想を上回る見込みとなりました。　利益面では、保育士給与のベースアップ、水道光熱費の高騰など売上原価の増加はございましたが、売上として計上している給付金の増加により利益影響は軽微となり、継続的に取り組んで参りました経費削減の結果、営業利益、経常利益とも前回発表予想を上回る見込みとなりました。　一方、連結子会社の運営施設の一部の固定資産について減損損失 48 百万円を計上する見込みですが、親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表予想を上回る見込みです。　　（注）上記の業績予想につきましては、当社が本資料の発表日現在において入手している情報および合理的であると　　　　判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は今後様々な要因により異なる可能性があります。