急落。前日に上半期の決算を発表、営業損益は8.8億円の赤字で、前年同期比29.2億円の損益悪化だが、11-1月期は13.1億円の黒字と、前四半期21.9億円の赤字からは大幅に改善する形に。ただ、第1四半期の赤字は、定期顧客の増加に伴う広告宣伝費の増加が背景となっていたことで、第2四半期以降の収益回復は想定されていたとみられる。第1四半期決算後に株価が急伸した経緯もあり、上半期赤字決算を売り材料視の動きが先行。
日産自<7201>:545.5円(-20.2円)
大幅反落。ドル高・円安基調が続く中、本日は自動車セクターの中でも下げが目立つ展開に。S&Pグローバル・レーティングが同社の長期発行体格付けを、「BBB-」から投機的水準となる「BB+」に1段階引き下げたと発表。ネガティブ材料につながっている。同社格付けが投機的水準にまで下がるのは2002年以来となるもよう。EV市場で一定の地位を確保するために必要な研究開発費や投資負担は相対的に重くなる可能性とも指摘されている。
NTN<6472>:362円(+10円)
大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を370円から600円にまで引き上げている。補修と産業機械の収益力向上から業績拡大の確度が増していると考えているもよう。構造改革奏功後の業績拡大余地が大きいなか、株価の割安感は強く、株価のアップサイドは大きいと評価している。24年3月期営業利益は、市場コンセンサスの344億円に対して431億円を予想している。
タクマ<6013>:1414円(+47円)
大幅反発。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も1370円から1620円に引き上げている。受注残高が大きく増加していることで、今後の受注案件は採算選別ができる体制になっているとみている。また、メンテナンスなどのストック型ビジネス売上が増加しており、今後の収益性向上が期待できるとみている。24年3月期以降も増収増益の継続を予想。
ビジョナリーホールディングス<9263>:184円(-15円)
急落。業務委託先その他取引先が前社長の星崎氏の実質的影響力の下に経営されている、または当社取締役・執行役員の一部が出資している会社である可能性、およびグループの利益に反する可能性のある行為が認識されたとして、第三者委員会を設置すると発表している。つれて、3月17日に予定していた決算発表を延期するとしている。先行きの不透明感が強まる状況に。なお、星崎氏の社長退任も発表されている。
アルー<7043>:1487円(+160円)
大幅続伸。情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格である「ISO/IEC 27001:2013(JIS Q 27001:2014)」の認証を取得したと発表している。ISMS認証は、組織が構築した情報セキュリティ管理体制が国際規格である「ISO/IEC 27001」に基づいて適切に管理・運用されていることを第三者認証機関が認証する制度。認証取得はサービスの拡販に資するとの見方から買い優勢となっているようだ。
pluszero<5132>:9120円(-240円)
大幅続落。東証が8日から信用取引に関する規制措置を強化し、新規の売付及び買付に
係る委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)となったことが嫌気されている。
日証金も増担保金徴収措置を実施している。規制強化が取引を圧迫するとの見方に加
え、同社株は6、7日の取引時間中に1万円の大台に乗せ、達成感が出ていることも利益
確定売りを促しているようだ。
プラスアルファ<4071>:3120円(+100円)
大幅反発。タレントマネジメントシステム「Talent Palette」がSaaS表彰イベント「BOXIL SaaS AWARD Spring 2023」のタレントマネジメント部門で、前回に引き続き口コミの総得点が高いサービスに付与される「Good Service」を受賞したと発表している。5点満点中4.2の満足度を獲得した。BOXIL SaaS AWARDは、SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」に投稿されたレビューに基づき、優れたSaaSを審査、選考、表彰するイベント。
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