会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1億4200万円の黒字→2億1800万円の赤字(前年同期は3億3100万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
売上高は、連結・個別ともに2020年8月5日に公表した予想値から大きな乖離なく推移しております。また、損益面では、自動車関連製品の売上回復や、費用削減などの経営改善策により、連結・個別ともに営業利益及び経常利益は公表した予想値を上回る見込みです。 セグメント別の状況は、全体としてはコロナ危機による投資抑制の影響を受けているものの、電機部品事業が自動車関連製品の回復により、業績を押し上げる一方で、機械部品事業は、衛生用品市場において顧客の設備投資抑制等による需要低迷や安価品の台頭など市場構造が変化したことにより、当初想定した収益が見込めなくなったことや成長トレンドが鈍化する傾向もみられることから、低成長期であっても収益を確保できるよう製品別に戦略を見直すこととしました。産業用機器市場においても一時の落ち込みから回復は依然として緩やかなものに留まっており、今後の収益見通しから、低採算品の事業構造を見直す必要が生じております。 このような環境のもと、見込んでいた収益環境に変化が生じていることから、将来の利益計画の見直しを行った結果、上記2市場に関連する個別および連結子会社の固定資産の減損損失及び個別決算において出資金評価損を計上することとしました。これにより、連結・個別ともに(親会社株主に帰属する)当期純損失となる見込みです。 衛生用品市場におきましては、厳しい事業環境下においても採算を維持するためコスト削減、開発力の向上及び戦略の見直しを行いながら、市場回復時のシェア拡大に注力してまいります。 また、産業用機器市場におきましても、不採算商品の撤退や価格見直しにより収益構造を改善し、持続可能な事業体質への転換を図ってまいります。 なお、配当予想につきましては、2020年8月5日に公表した予想値に修正はありません。※上記の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は新型コロナウイルス感染症の感染拡大や収束時期等、様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
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