日ケミコン、上期営業は黒字浮上も対通期進捗は過去平均を下回る

　日本ケミコン <6997> が11月4日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結営業損益は2億円の黒字(前年同期は16.3億円の赤字)に浮上したが、通期計画の29億円に対する進捗率は7.1％にとどまり、5年平均の55.4％も下回った。

　会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結営業損益は26.9億円の黒字(前年同期は12.5億円の赤字)に浮上する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結営業損益は5.2億円の黒字(前年同期は6.9億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-2.4％→1.8％に大幅改善した。

株探ニュース