ＹＥデータが１５年３月期の最終利益予想を下方修正、退職給付制度終了損を計上

　ワイ・イー・データ<6950.T>がこの日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高３２億円（前期比３１．９%増）、営業利益３０００万円（前期５億４４００万円の赤字）は従来予想を据え置きつつ、純損益を３０００万円の黒字から２億円の赤字（同６億５８００万円の赤字）へ下方修正した。退職金制度を確定拠出年金に全面移行したことに伴い、退職給付制度終了損を特別損失に計上したことが要因としている。
　同時に発表した第１四半期（３月２１日～６月２０日）連結決算は、売上高８億２９００万円（前年同期比５３．７%増）、営業損益１億１２００万円の赤字（前年同期２億８００万円の赤字）、純損益３億３４００万円の赤字（同２億６００万円の赤字）となった。ガルバノスキャナシステムの市場開拓が進んだほか、製氷業界向けロボット応用システムやレーザーマーキング装置の保守サービスなどが堅調。また、フォトキオスク端末の新機種投入効果もあって売り上げを伸ばした。希望退職による人件費削減などなどによる合理化効果もあって、赤字幅を削減させた。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）