イチネンHD<9619>:1451円(+91円)
大幅続伸。前日に業績予想の修正を発表、上半期純利益は従来予想の19.8億円から32.8億円に、通期純利益は38.6億円から51.6億円に上方修正している。買収企業の結合に伴い、負ののれん発生益の計上が見込めるためとしている。本業ベースの数値は据え置いているが、最終益の上方修正に伴い、年間配当金予想を36円から40円に引き上げており、ポジティブ視される流れに。
ローム<6963>:8530円(-860円)
大幅安で7月5日の年初来安値8830円を割り込んでいる。需給悪化観測から米国市場では半導体株の下げが目立ち、東京市場でも同社を含め関連銘柄が総じて安くなっている。また、前日には8月の月次動向を発表、売上高は前年同月比0-5%増、前月比0-5%減となった。アジアでの伸びが鈍化しているもようで、前月比のマイナス成長が嫌気されているようだ。7月は前月比5-10%増であった。
パイオニア<6773>:117円(-12円)
大幅反落。香港を本拠とする投資ファンドの「ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア」から数百億円規模の融資を受ける方向で調整に入ったと一部で報じられ、昨日は後場から買い優勢の展開となっていた。今月下旬の借入金返済にメドとして昨日は安心感が先行したものの、融資分の株式転換検討、その後の割当増資実施なども伝わり、本日は大規模な希薄化を懸念視する動きになっている。
アジャイル<6573>:2570円(+244円)
大幅に3日ぶり反発。スマートフォンで撮影した写真の取引を手掛けるスナップマート(東京都渋谷区)と連携し、Instagramアカウントの運用をサポートする「クラウドグラファー」をリリースしたと発表している。アカウントの開設・運用はアジャイルが実施し、スナップマートから企業やブランドにマッチするクリエイターを選出する。クリエイターからコンセプトに沿った写真が納品され、コンテンツや広告として活用できるという。
住友林<1911>:1737円(-89円)
大幅反落。ユーロ円建CBを発行すると発表、潜在的な希薄化をネガティブ視する動きになっている。転換価額は2192円で、潜在株式による希薄化は2.5%となる。調達資金の100億円は、ニュージーランドの山林資産の取得に関わる短期借入金の返済に充てるもよう。なお、同CBはグリーンボンド原則に則し、かつ大手評価機関よりセカンドパーティ・オピニオンを取得した世界で初めてのグリーンCBとなる。
ヘリオステクノ<6927>:1020円( - )
ストップ高買い気配。連結子会社のフェニックス電機が、国立研究開発法人 産業技術総合研究所、サイアロンなどと協力して、近紫外から近赤外光の広帯域の波長を有するLED 素子を開発したと発表している。極めて広い波長の光を発し、かつ、発光波長や強度が安定な新しい光源の実現はこれまで強く切望されていたもので、今後、医療・分析・科学計測から民生機器などの極めて広範な産業分野においての普及が期待される状況に。
シーズHD<4924>:4110円(-700円)
ストップ安。前日に発表した前7月期の決算がネガティブ視されている。営業利益の実績は87.5億円で前期比2.1%増益、従来予想の104億円を大幅に下回る着地となった。第1四半期時の上方修正前の水準90億円も下回っている。夏季キャンペーンの効果が低調など通信販売が伸び悩んだ。今7月期は100億円で同14.3%増と2ケタ増益の見通しだが、市場の期待値は10億円強下回っているとみられる。
ソフトバンクG<9984>:10490円(+340円)
大幅続伸。みずほ証券では投資判断「買い」を継続で、目標株価を12900円から14400円に引き上げている。ソフトバンクビジョンファンドの投資リターンが顕在化し、評価益のみならず巨額の売却益も出始めてきていると指摘。これにより、投資事業がもたらす直接的リターンのみならず、既存事業の競争力を引き上げるシナジー効果など複合事業体が持つプラスの側面を積極的に評価しやすくなってきたと考えているもよう。
ジャストプラ<4287>:799円(+3円)
反発。子会社のプットメニュー(東京都大田区)のオーダーシステム「Putmenu(プットメニュー)」がイオンリテール(千葉市)運営のイオンスタイル仙台卸町内フードコート「杜のオアシス」(700席)に導入されると発表している。また、元社長の不正行為に関する調査委員会の調査報告書を受領し、不正支出総額が約1.6億円と判明した。これに伴い、過年度決算を遡及して訂正する。訂正報告書などは14日に開示する。
マーケットE<3135>:984円(+72円)
大幅に3日ぶり反発。中古スマートフォン取引の情報を提供する相場比較サービスをウェブメディア「iPhone 格安SIM 通信」にて運用開始したと発表している。過去の取引実績により抽出された価格情報が推移グラフや変動チャートから把握できる。また、機種情報・通信キャリア・SIMの利用状況によってサイトごとの価格が表示されるという。19年9月から中古スマホのSIMロック解除が義務付けられるため、市場拡大が見込まれている。
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